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日産、炭素繊維部品の量産可能に=車体の軽量化に向け

日産が開発した新技術は、炭素繊維へ樹脂を効率的に流すことなどにより、成形時間を以前より約8割削減。コストも抑えられ、大量生産が可能となった。(AFP)
日産が開発した新技術は、炭素繊維へ樹脂を効率的に流すことなどにより、成形時間を以前より約8割削減。コストも抑えられ、大量生産が可能となった。(AFP)
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03 Sep 2020 04:09:35 GMT9
03 Sep 2020 04:09:35 GMT9

日産自動車は3日、自動車の車体に使われる炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製部品の量産技術を開発したと発表した。鉄やアルミより軽いCFRPを部品に積極的に活用することで、車体の軽量化につなげる。 

CFRPは鉄と比べ同等の強度ながら半分ほどの重さ。ただ、費用や時間がかかるため大量生産が難しく、日産ではスポーツ車「GT―R」の一部モデルなど限定的に採用していた。

日産が開発した新技術は、炭素繊維へ樹脂を効率的に流すことなどにより、成形時間を以前より約8割削減。コストも抑えられ、大量生産が可能となった。CFRP製部品を車体のフロントピラーなどに採用することで、車体全体を80キロ軽くできるという。

自動車業界では電気自動車(EV)の開発競争が進んでいるが、モーターやバッテリーを搭載することで車体全体が重くなる問題を抱える。日産は「電動化を進める上で軽量化は必達の技術課題」として、今後CFRP製部品を量産車種にも採用する考えだ。

JIJI Press

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