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ソフトバンク・ビジョンファンドのポートフォリオが黒字に戻る、テック分野の評価額上昇で

ソフトバンクの最高経営責任者孫正義は、グループが事業運営からテック投資へと舵を切っていることを理由に、業績測定指標としての営業利益の開示を中止した。(ロイター)
ソフトバンクの最高経営責任者孫正義は、グループが事業運営からテック投資へと舵を切っていることを理由に、業績測定指標としての営業利益の開示を中止した。(ロイター)
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09 Nov 2020 06:11:51 GMT9
09 Nov 2020 06:11:51 GMT9
  • ビジョンファンドの83社のスタートアップに対する750億ドルの投資の評価額は、9月末現在764億ドル

東京:日本のソフトバンクグループが月曜、その巨大なビジョンファンドの運用成績回復を報告した。テック企業の評価額が幅広く上向いているおかげで、同ファンドの投資ポートフォリオはもはや赤字水準ではない。

ビジョンファンドの83社のスタートアップに対する750億ドルの投資は、9月末現在で764億ドルの価値があると、同社は提出書類の中で述べた。

ソフトバンクの最高経営責任者である孫正義は、同グループが事業運営からテック投資へと舵を切っていることを理由に、業績測定指標としての営業利益の開示を中止した。

この日本の複合企業は、COVID-19パンデミックを乗り切るための現金を調達するため、中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングや国内電話会社ソフトバンクの株式などの中核資産を売却してきた。

同社はその現金の一部を自社株買いの他、同四半期中のテック分野の評価額上昇の流れに乗るため、米国上場証券やエクイティデリバティブへの投資に使用したと、ロイターが9月に報じている。

自社株買いは同社の株価を記録的な高値に押し上げたが、依然としてソフトバンクの時価総額とその資産価値との間の乖離が続いていることから、不満を抱える経営陣はグループを非公開化する計画を検討している。

反対に、同社はビジョンファンドへの外部からの投資を引き付けるため、SPAC(特別買収目的会社)の上場を計画している。これは、厳しい結果となった一連の投資がグループの収益を揺るがした後、同社が自信を取り戻している兆候であると、ある情報筋は先月述べた。

ロイター

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