
【ニューヨーク時事】英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は4日、ソフトバンクグループが投資先企業のコーポレートガバナンス(企業統治)強化に向け、新たな基準を導入すると報じた。関係者の話としており、6日に発表される見通し。
同紙によれば、新基準はソフトバンクGの今後の投資先に適用される。傘下の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」での適用範囲は協議中という。
新基準の下では、ソフトバンクGが取締役1人以上を送り込むことや、社外取締役1人以上の設置、取締役の多議決権株式の保有禁止などのルールを設ける。
ソフトバンクGが投資する共用オフィス運営の米ウィーカンパニーでは、創業者が他の株主の20倍の議決権を一時保有するなど、コーポレートガバナンスの在り方が問題視されていた。