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日銀、コロナ対策を半年延長=来春めどに政策検証

国内景気については「厳しい状態にあるが持ち直している」との判断を維持した。(AFP)
国内景気については「厳しい状態にあるが持ち直している」との判断を維持した。(AFP)
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18 Dec 2020 02:12:17 GMT9
18 Dec 2020 02:12:17 GMT9

日銀は18日、前日に続いて金融政策決定会合を開き、新型コロナウイルス対策として導入した企業金融支援策の延長を決めた。来年3月末までの期限を9月末まで6カ月延ばす。必要に応じさらなる延長も検討する。コロナ感染が急拡大し経済の先行きに再び不透明感が強まる中、企業の資金繰り支援に万全を期す。現在の大規模緩和策は維持する。

また、会合では日銀が目指す2%物価目標の実現に向けて、現在の緩和策を点検し、来年3月の会合をめどに結果を公表することも決めた。ただ、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の枠組みは変更しない。 

コロナ対策の延長に合わせ、政府の枠組みとは別に、独自に企業を支援する金融機関への資金供給の上限(1000億円)を撤廃し、拡充に踏み切る。

日銀は3月以降、資金繰り支援策を順次強化した。政府が支援する実質無利子・無担保融資に対応し、金融機関が日銀に預けている当座預金に金利を上乗せすることで中小企業向けの融資を促進している。今回の会合では社債やコマーシャルペーパー(CP)を市場から買い入れる追加枠を合算するなど、運用面を見直した。

国内景気については「厳しい状態にあるが持ち直している」との判断を維持した。18日午後には黒田東彦総裁が記者会見し、金融政策や景気認識を説明する。

JIJI Press

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