Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • ビジネス
  • サウジアラビアの中国からの輸入は2020年に17.8%増の281億ドルに

サウジアラビアの中国からの輸入は2020年に17.8%増の281億ドルに

2020年のサウジの対中出荷量は、前年比1.9%増の8,492万トン、およそ日量169万バレルとなったことが、中国税関総署のデータで明らかになった。(Shutterstock)
2020年のサウジの対中出荷量は、前年比1.9%増の8,492万トン、およそ日量169万バレルとなったことが、中国税関総署のデータで明らかになった。(Shutterstock)
Short Url:
24 Jan 2021 04:01:44 GMT9
24 Jan 2021 04:01:44 GMT9
  • 世界的な保健衛生危機が続く中、両国間の二国間貿易は堅調に推移

リヤド:  中国からのサウジの輸入は、中国税関からの数字を引用したMubasherからのレポートによると、2020年に前年比17.8%増の281億ドルを記録した。

レポートによると、この増加にもかかわらず、中国との王国の全体的な貿易黒字は昨年に63.9%減の62億ドルを記録したという。

両国の貿易は安定したままである。
中国政府のデータによると、王国が2020年に世界最大の石油輸出国であったこと、また中国の原油供給国としてロシアを抑えて依然として首位であったことを水曜日にロイター通信が伝えた。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19) のパンデミックが引き起こした難局にもかかわらず、世界首位の石油輸入国である中国の昨年の石油需要は高いままであった。中国の輸入量は7.3%増の5億4,240万トン(日量1,085万バレル)と過去最高を記録した。

2020年のサウジの対中出荷量は、前年比1.9%増の8,492万トン、およそ日量169万バレルとなったことが、中国税関総署のデータで明らかになった。

政治評論家のザイド・M・ベルバギ氏は、アラブニュースのオピニオン記事で、アジアとヨーロッパ、アフリカを結ぶ陸海路の重要性が高まる中、中国はアラブ世界との関係を地政学的野心の「中心」として見るようになっていると書いている。

「しかし、政治・経済分野全体にわたる本地域への中国の関与の拡大と、中国の利益を確保し、アラブ諸国に中国が自らのイメージで構築している新世界への参加を促すために必要な文化的・外交的な結びつきとの間には、断絶があります」と同氏は述べた。

サウジと中国の関係は長年にわたって強化されてきた。新型コロナウイルス感染症のパンデミックの間に、両国が互いに援助と断固とした支援を提供することで、関係はさらに強化された。

過去3年間、サウジと中国は関係を急速に強化した。サルマン国王は2017年初頭、アジア6カ国訪問の一環として同国を訪問し、中国の習平国家主席との会談で両国の「包括的な戦略的パートナーシップ」を確定的なものとした。

以後の経済発展戦略を導くための共同ハイレベル委員会が設立された。

その後、モハメド・ビン・サルマン皇太子が訪問し、関係を深化させた。両国の主要な経済発展計画であり、中国が地域発展の主導的役割を果たすことを目指す「一帯一路構想」と、サウジアラビアの石油依存からの脱却を目指す「ビジョン2030」の連携をさらに深めたのである。

中国は湾岸協力会議(GCC)の石油化学製品や化学製品の輸出先としてもトップとなっており、GCCの輸出の約25%を占めている。

中国との貿易額は1,800億ドルで、湾岸協力会議(GCC)全体の貿易額の11%以上を占めている。2020年には、中国が初めてEUに代わってGCCのトップ貿易相手国となった。

特に人気
オススメ

return to top

<