
東京株式市場は、取引の新たな材料が乏しい中、小幅高で取引を終えた。
ベンチマークの日経平均株価は0.03%、8円62銭上昇して2万9036円56銭で取引を終え、より幅広い銘柄を扱うトピックスは0.11%、2.06ポイント上昇して1919.74ポイントとなった。
東京株式市場は、テック株の多いナスダックが最近の弱さをはねのけて3.7%上昇し、11月以来の高値で取引を終了したことを受けたウォール街の株価上昇に支えられて、値上がりして取引を開始した。
金利上昇に伴う借入コストの上昇は、特にハイテク企業に悪影響を及ぼしてた。
「しかし、高値で始まった後、東京株式市場の上昇幅は利益確定の動きで縮小した」と、岡三オンライン証券の伊藤嘉洋シニアストラテジストは語った。
また、米国の株式先物取引にあまり動きがなかったため、市場には「方向感に欠ける」と、同氏は付け加えた。
東京株式市場では、ソニーが1.75%増の1万1000円、カジュアルウェアのユニクロを展開するファーストリテイリングが2.41%減の9万1750円となった。
ソフトバンクグループは、0.09%減の1万120円を付けた。
自動車メーカーは下落し、トヨタは0.74%下がって8128円、ホンダは1.46%マイナスの3218円、日産は1.65%減の604円60銭となった。
ドルは火曜深夜のニューヨークの取引時間中に108円50銭を付けたのに対し、アジアの取引時間では108円92銭となった。
AFP通信