Hebshi Al-Shammari
リヤド:サウジアラビアの通信情報技術省(MCIT)は、王国のデジタル技術の採用を加速し、新興市場進出を目的として、世界的テクノロジー企業とのパートナーシップを通じてデジタルの進歩を推進し続けている。
「MCIT」は、技術進歩を専門とする「Global TechStars Accelerator」と、王国の新興企業の成功促進を図るプロジェクトの初期段階への投資に焦点を当てた資本ファンドである「Raed Ventures Investment Fund」とのパートナーシップ契約を発表した。
この3者が、メンターと国際的専門家グループの監督下で、起業家のための統合された後援プログラムを開始する。このプログラムには、一連のワークショップとトレーニングコースなどがあり、専門家が起業家と協力して成功要素を発見し、プロジェクトでそれを強化する方法に取り組む。また、プロジェクトの立ち上げ段階で遭遇し得る障害克服にも取り組む予定である。
アクセラレータは、最初のプログラムでスタートアップ企業10社を採用する。
また、プログラムに関わるプロジェクトは、プロジェクト成功のためのいくつかの条件を満たす場合、SR450,000($ 120,000)の資金を受ける。
「Sulaiman Abdulaziz Al Rajhi HoldingCompany」の事業開発スペシャリストであるIbrahimAl-Hudhaif氏は、テクノロジーは効率を向上させるため、経済の主要な推進力の1つであるとアラブニュースに語った。氏は、整ったシステムとバリューチェーンを見つけることは、王国の進歩的地位をサポートし、スキルを引き付け、革新と新たなアイデアのためのビジネスインキュベーターとして役目を果たすと付け加えた
氏は、アクセラレータは事業アイデアの実装を迅速化し、それを資金を通じて投資可能にし、失敗の可能性を減らすことができると述べた。
Al-Hudhaif氏は、次のように述べた。「『Careem』アプリケーションは、運輸部門で20万人以上の雇用機会を生み出し、月収が7,000SRである。『The Saudi Venture Capital Company』は、多様なプログラムを通し10億SRを投入し、株主を含む投資総額は推定42.6億SRである。17の投資ファンドが、eコマース、フィンテック、技術情報ソリューション、教育、配送、輸送などの分野でスタートアップのサウジ企業63社に投資した。」
MCITの「未来の仕事とデジタル起業精神」の次官であるAhmedAl-Thunayan博士は、新興企業を支援し刺激するという同省の熱意を強調した。氏は、新興企業が第4の産業革命の原動力であり、全面的なデジタル変革実現の行程への真の投資であると述べた。
Al-Thunayan博士は、このアクセラレータが持つ機能と専門知識により、MCITは新たなパートナーシップを支援することにしたと付け加えた。
「Raed Ventures」の共同創設者Talal Al-Asmari氏は、起業家に力を与えることは、「ビジョン2030」の実現に貢献し、成長する経済を生み出す方法であると述べ、このプログラムは今後数年間で新たな国内起業家の創出を刺激すると付け加えた。