
モハメド・アブ・ザイード
カイロ:エジプトのスラム解消のための費用は、400億エジプトポンド(25億5000万ドル)となり、30日にはこの計画の完成の祝賀が行われると、スラム開発基金のハーレド・シッディク理事長が発表した。
シッディク氏は、357の地域と1105の市場が再開発の対象となり、最後の4万5000戸の住戸の建設は、2ヶ月以内に完了すると述べた。
同基金理事長は、三角地帯マスペロの住民のうち21%が同地区に戻ることを選択しており、住民には3つの住宅の選択肢が与えられていると語った。
シッディク氏は、未計画地域とカイロ歴史地区を開発するための将来的な計画が策定されたと述べた。
また、基金の名称を「文明開発基金」に変更するための検討も行われており、スラム解消のため、初期費用170億エジプトポンドが確保されていると、同氏は語った。
スラムの再開発の開始に伴い、市民が人並みの生活を送るのに必要な全てのサービスを備えた、より良い設備を提供したいという希望が高まっている。これにより、同計画の費用は、240億エジプトポンドにまで上昇した。
ポンドの浮動が原因でコストは320億エジプトポンドまで増加し、スラムや治安の悪い地域の解消にかかる費用は、最終的に400億エジプトポンドになった。
完成したスラムの代替住宅プロジェクトに関して、シッディク氏は、アル・アスマラット・プロジェクト(3期)の総戸数は1万8200戸、総工費は36億エジプトポンドになったと述べた。
同氏はまた、総戸数4912戸、総工費13億ポンド以上のアル・マフルーサ・プロジェクトや、総戸数816戸、総工費3億3000万エジプトポンドのラウダット・アル・サイェダ・ゼイナブ・プロジェクト(旧テル・アル・アクラブ)、総戸数1096戸、総工費6億4000万エジプトポンドのアハリナ1プロジェクトなどについても列挙した。
シッディク氏は、(アハリナ2)プロジェクトには1400戸が入り、総工費は8億4000万エジプトポンド、(バシャイェル・アル・カイル1、2、3)プロジェクトには1万5000戸が入り、総工費は40億エジプトポンド以上になったと述べた。
加えて、ラス・エル・バル地区の漁師村や、サファガ、エル・クセイル、ラス・ガレブ、フルガダの紅海プロジェクトには1600戸が入り、13億エジプトポンド以上の費用がかけられている。
同氏はまた、メルサ・マトルーフのタビア・プロジェクト、ニュー・バレーのレミタル、ハライブとシャラティーンの2000戸の住戸についても言及した。
カイロ歴史地区の開発は最近委託され、現地での実施を開始するため、計画や協議が始まっている。