
アラブニュース
リヤド:サウジ通信情報技術委員会(CITC)は14日、仮想移動体通信事業者(MVNO)2社に新たにライセンスを与えたことを発表した。サウジのMVNO事業者の数は合わせて4社になった。
新たにライセンスを与えられたのは、CITCが2021年2月に発表したコンペティションを勝ち抜いたIntegrated Telecom Mobile社とFuture Networks Communications社だ。
CITCは2014年にVirgin Mobile KSAとEtihad JawraaにMVNOのライセンスを与えた。
MVNOのライセンスを持つ企業は、音声通話、インターネット、SMS、留守番電話、メディアサービスなど、さまざまなサービスをユーザーに提供することが許可されている。MVNO事業者は鉄塔や周波数を持たず、既存のプロバイダーからインフラを借りて事業を行う。
CITCのモハメド・アル・タミミ委員長はプレスリリースで「CITCで我々が目指しているのは、サービスプロバイダーの新規参入を促進することでこの分野での競争力を高めることと、ユーザーエクスペリエンスを向上させることだ」と述べた。
サウジの通信分野の価値は昨年、690億サウジアラビア・リヤル(184億ドル)と評価された。前年比で4%増加した。サウジ通信社が報じた。
「ビジョン2030」の一環として、当局はシームレスな接続性を全国に拡大するための措置を講じている。
CITCは6月、2021年の第1四半期に国内の5Gのサービスエリアが拡大したことを発表した。
CITCによると、5Gサービスは国内の53地区に拡大した。2020年第4四半期時点では51地区だった。