
アラブニュース
ジェッダ: 検察当局筋によると、マネーロンダリングと密輸罪で、4人が合計24年の懲役刑と、1億4000万リヤル(3730万ドル)の没収の宣告を受けた。
そのサウジアラビア人は、マネーロンダリング防止法第2条に違反し、同国に滞在する外国人3人から月額3万リヤルの手数料を受け取る代わりに彼らに自分の銀行口座へのアクセスを許可し、そこから海外送金させていた。
消息筋によると、検察当局は、商業・投資省、ザカート庁、関税当局、サウジアラビア中央銀行と協力して金銭絡みの犯罪に対応しており、サウジアラビアの財政および経済的安全を脅かそうとするこれらの犯罪に対しては、厳罰を求刑することを厭わないとしている。
6月にはサウジアラビア人と同国滞在の外国人に対し、マネーロンダリングの罪で懲役3年の刑が言い渡され、検察当局は司法当局の国際協力部門を通じて海外に流出した約600万リヤドの回収に取り組んでいると報じられている。また、4月に逮捕されたマネーロンダリングの一団には、合計106年の懲役刑と108万リヤドの罰金刑が科されており、サウジ通信社によると、約500万リヤルが同一団から、また200万リヤルが彼らの銀行口座から押収されたと報じている
3月には検察の捜査により、アラブ人容疑者11人とサウジアラビア人2人がマネーロンダリングと密輸に関与していたことが明らかになっている。
このケースでは、容疑者が民間機関の口座を窓口として資金を預け入れたり、地元の銀行からの送金を受けとっており、その後毎回5%の手数料を支払って海外の銀行宛に送金していたものである。
捜査の結果、容疑者達は1億6600万リヤルの罰金刑と、合計51年の懲役刑を言い渡され、また検察は70万リヤルの現金と、彼らの口座にあった700万リヤル超の預金を併せて押収した。