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東芝、潜在的買収交渉とブルックフィールドの提案から撤退 – 情報筋から

6,000円という価格の場合、東芝の価値が約2兆6,000億円(230億ドル)となり、リフィニティブ社のデータに基づき、過去200日間の平均価格を基準とすると、32%のプレミアムが付いていることになる。(AFP)
6,000円という価格の場合、東芝の価値が約2兆6,000億円(230億ドル)となり、リフィニティブ社のデータに基づき、過去200日間の平均価格を基準とすると、32%のプレミアムが付いていることになる。(AFP)
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06 Dec 2021 05:12:53 GMT9
06 Dec 2021 05:12:53 GMT9

東京:日本の東芝株式会社は、プライベートエクイティ投資会社からは大幅なプレミアム付き買収提案、カナダのブルックフィールド社からは少数株式買収提案を受けていたが、どちらとの交渉からも離脱したと、この問題に詳しい関係者3人が明かした。

3人は東芝がどちらの道(一部の詳細はこれまで未報告)も取らず、会社を3分割する計画に集中することを決めたため、同コングロマリットと多くのヘッジファンド投資家との間の溝が広がったと述べたが、いずれも問題の繊細さを鑑み、実名の公開は拒否した。

東芝の戦略検討委員会は、少なくとも1社のプライベートエクイティ投資会社から、株当たり6,000円以上で非公開化する買収案が提示されたと2人の関係者が検討過程について語った。

同委員会は、別のプライベートエクイティ投資会社から、株当たり5,000円程度での買収案も提示されたと、検討過程について説明した関係者の1人と別のある人物が語った。

6,000円という価格の場合、東芝の価値が約2兆6,000億円(230億ドル)となり、リフィニティブ社のデータに基づき、過去200日間の平均価格を基準とすると、32%のプレミアムが付いていることになる。

ロイター宛ての声明文で東芝は「11月12日に発表した分割計画について、株主各位に説明するとともに、意見を聞いている」、「今後も多様な利害関係者各位とのコミュニケーションを継続していく」と述べている。

なお複数の関係者によると、一部の株主は東芝が、プライベートエクイティ投資会社の1つであるカナダのブルックフィールド・アセット・マネジメント社との少数株式出資案の交渉を行わない決断を下したことを問題視している。

同出資案は、同コングロマリットの原子力発電部門であり、倒産したウェスチングハウス社の再建に成功したブルックフィールド社が、東芝の少数株主として出資し、事業の再構築を支援する可能性とも考えられたと関係者らは述べている。

ブルックフィールド社にもコメントを求めたが、直後の回答は得ていない。

ロイター

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