
ソウル:韓国建設企業は金曜日、長く財務問題に悩まされてきた同国二番手の航空会社、アシアナ航空を買収する契約を締結した。
HDC現代産業開発は、同社のコンソーシアムが経営難の同航空会社の経営権を2.5兆ウォン(22憶米ドル)取得したと発表した。アシアナ航空は現在、金融機関に対し3兆ウォンの負債を抱えている。
アシアナ航空の最大株主である錦湖産業は、債権者からの圧力により、今年初めに保有する31パーセントの株を売りに出していた。
この契約には、傘下の格安航空会社であるソウル航空とプサン航空も含まれる。
HDC現代産業開発のチョン・モンギュ会長は声明で、「わが社はアシアナ航空を(財務的に)安定させるため、直ちに同社の買収プロセスに入る予定だ」と語った。
30年以上にわたってアシアナ航空の親会社であった錦湖は、近年経営難に苦しみ、世界金融危機の影響を特に強く受けていた。
昨年、当時のアシアナ航空会長は、同社が財務改善を試みの中で突然食品配給会社を変更する必要に迫られ、食事を積み込まないまま多くの同社航空便が離陸せざるを得なかったことに対して謝罪した。
アシアナ航空の経営難は、日韓間の貿易紛争により二国間の旅客需要が減少し、ウォンの価値がドルに対して低下したために、今年さらに深まっていた。
AFP