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トヨタ、22年3月期は最高益=営業益2.9兆円、売上高も更新―販売回復、円安も追い風

同時に発表した23年3月期の連結業績予想は、営業収益が5.2%増の33兆円、営業利益は19.9%減の2兆4000億円。(AFP)
同時に発表した23年3月期の連結業績予想は、営業収益が5.2%増の33兆円、営業利益は19.9%減の2兆4000億円。(AFP)
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11 May 2022 06:05:28 GMT9
11 May 2022 06:05:28 GMT9

トヨタ自動車が11日発表した2022年3月期連結決算(国際会計基準)は、本業のもうけを示す営業利益が前期比36.3%増の2兆9956億円となった。会計基準の変更で単純比較はできないが、16年3月期(2兆8539億円)を上回り過去最高。新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ新車販売が回復し、為替相場の円安も追い風となった。

純利益は26.9%増の2兆8501億円、売上高に当たる営業収益は15.3%増の31兆3795億円となり、いずれもこれまでの最高を更新した。近健太副社長はオンライン説明会で「資材(価格高騰)やオミクロン(株の感染拡大)の問題があったが、体質を改善してきたことが一番の特徴だった」と振り返った。

為替相場が円安に振れたことで営業利益を6100億円押し上げた。さらに、北米などで新車販売が堅調に推移したほか、原価改善や諸経費低減の効果もあり、資材価格高騰によるマイナス影響をカバーした。ダイハツ工業、日野自動車を含むグループ全体の世界販売台数は4.7%増の1038万台で、2期ぶりに1000万台の大台を超えた。 

同時に発表した23年3月期の連結業績予想は、営業収益が5.2%増の33兆円、営業利益は19.9%減の2兆4000億円。純利益は20.7%減の2兆2600億円と増収減益を見込む。

グループ全体の世界販売台数は1070万台と約3%増加し、過去最高となる見通し。想定為替レートは1ドル=115円、1ユーロ=130円とした。ただ、足元で進む資材価格高騰の影響は大きく、営業利益ベースで1兆4500億円の減益要因となる。

時事通信

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