

アラブニュース・ジャパン
ドバイ:アブダビ国営石油会社(ADNOC)は、UAEの首都にある本社ビルに、殺害された日本の安倍晋三元首相の写真を映し出した。
在アラブ首長国連邦日本大使館が公開したSNS投稿には、ビルの隣に磯俣秋男駐UAE日本国大使の姿が写っている。
投稿には次のように書かれていた。「日本の古き良き友人であり、信頼できるパートナーであるADNOCの皆様、本当に温かいお心遣いをいただき、ありがとうございます。安倍晋三閣下は、日本と世界の平和と繁栄のためにたゆまぬ努力を続け、日本とUAE関係発展に大きな貢献をされました。両国関係の次の50年に向けて着実に前進するにあたり、日本はADNOCやUAEの皆さまと手を携えながら、そのレガシーを礎として参ります」
日本とUAEは今年、外交関係樹立50周年を迎えている。両国は、二国間関係のさらなる発展を繰り返し確認しており、中東地域の安定を実現するために引き続き協力していく予定だ。
UAEはまた、サウジアラビア共に最大の対日原油輸出国の1つでもある。安倍元総理は2020年のUAE訪問時に、アブダビ最高石油評議会と日・UAE戦略的エネルギー協力合意の署名に立ち会った。
この合意は、ADNOCと日本の資源エネルギー庁が代表となり、日本国内の施設に800万バレル以上の原油を貯蔵することを盛り込んだ。