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「サウジと日本のビジネス関係は石油にとどまらないだろう」

13 Jan 2020
ノムラは中東では主にサウジアラビア、UAE、バーレーンを舞台に数十年にわたり活動している。数十億ドル規模の貿易金融や企業取引について顧客へのアドバイスをになっている。(写真:Shutterstock)
ノムラは中東では主にサウジアラビア、UAE、バーレーンを舞台に数十年にわたり活動している。数十億ドル規模の貿易金融や企業取引について顧客へのアドバイスをになっている。(写真:Shutterstock)
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Updated 12 Jan 2020
13 Jan 2020

【ドバイ=フランク・ケイン】

木根真氏は、日本最大かつ最古の銀行のひとつが海外に置く法人ノムラ・インターナショナルで、主に中東向け投資銀行業務の責任者を務める。

ノムラは中東では主にサウジアラビア、UAE、バーレーンを舞台に数十年にわたり活動している。数十億ドル規模の貿易金融や企業取引について顧客へのアドバイスをになっている。また、大規模な資産運用ビジネスも手がけている。

日本の安倍晋三首相が湾岸地域を訪問する運びとなったのを機に、アラブニュースは木根氏に、ビジネスの舞台としての中東、また日本とサウジアラビアの関係強化をどう見るかうかがった。

問い:ノムラが中東に進出した背景をうかがいたい。あなた自身はどういった企画に関わってきたのか。特にサウジ関係について。

答え:1974年に中東地域に足場を構築して以来、ノムラはサウジの政府省庁、金融機関、企業と長年にわたる関係を築いている。資本市場を担当する当局から2008年5月に投資銀行の免許を取得し、2009年7月から業務をスタートさせた。この結果、ノムラはサウジで投資銀行業務の認可を受けたアジア初の企業となった。

ノムラ・サウジアラビアの業務の核は有価証券の手配や助言で、顧客のニーズに合わせた数々のソリューションを用立てしている。

ごく最近では、サウジ最大級の石油化学企業で金融アドバイザーを独占して担当している。これは、M&Aの領域で売り手側取引にかかわるものだ。

問い:ビジネスと金融から見た場合、日本とサウジアラビアの間のシナジーは何だと考えるか。

答え:文化面では日本とサウジアラビアにはいくつか共通点がある。長期のつながりを大事にするところ、調和を求めるところ、意思決定にあたり熟慮するところ。こうした点があるので、ビジネス・金融の世界では、安定した貿易がはぐくまれ経済協定も結ばれるようになっている。

問い:サウジの原油輸出先として日本の存在は大きい。両国関係は石油貿易を超えて進展するか。

答え:現在のビジネス関係はエネルギー関連の取引が主体を占めているが、バランスの取れた関係を促進する道筋を見いだす取り組みはずっとされている。技術や一般産業、証券金融といったジャンルでの協力ということで、両国ともに有益だ。

問い:現在の日本の経済状況をノムラとしてはどう査定するか。

答え:日本はずっと国内外の逆風にさらされている。国内では高齢化の問題があり深刻だ。むろん、周期的な世界経済の退潮、国際政治の不確実性といった問題もある。

とはいえ、マクロのファンダメンタルズが示すところでは、2018年から続く日本の周期的な景気後退は終わりつつある。国内の経済成長はスピードアップを始めるものとみられるが、今年末以降ということではある。

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