エルサレム:2022年9月19日月曜日、エル・アル・イスラエル航空が、テルアビブから東京への直行便を来年3月に開設すると発表した。新型コロナウィルス流行により延期されてから2年後となる。
エル・アル航空は第2四半期決算で、パンデミック時の旅行需要低迷からの回復が示されたため、東回りの便の増設を検討していた。
この計画は、サウジアラビアが2022年7月、ジョー・バイデン米大統領の訪問中に、全ての外国の航空会社に領空通過を認めると発表したことにより支えられてきた。実現すれば、イスラエルからアジアへの飛行時間が短縮されることになる。
近隣国オマーンを含むと考えられるコリドー(空中回廊)が、いつ正式に開通されるかはまだ明らかとなっていない。イスラエルは、サウジアラビア、オマーンとも二国間関係を持っておらず、サウジアラビア上空の飛行許可はこれまでアメリカの仲介が必要だった。
2022年9月16日金曜、イスラエル運輸・道路安全大臣のメラフ・マイケリ氏は、テルアビブのラジオ局102FMで、サウジアラビア政府の決定が実現する時期について「まだ答えることができません」「残念ながらこの外交的問題は、私にはまだどうすることもできません。」と答えた。
長距離路線の需要に応えるため、エル・アル航空は、2023年に16機目となるボーイング787を追加すると発表した。新設される週2便の東京行きには、ボーイング787が使用されることになる。
ロイター