• ムハンマド皇太子は、サウジアラビアの国内インフラ整備において、韓国企業が長年にわたって担ってきた役割に言及した。

ソウル：ロイター通信によると、韓国とサウジアラビアの首脳は17日の木曜日、エネルギー・防衛産業・建築プロジェクトの分野で関係強化を約束し、サウジアラビアは韓国企業と300億ドル相当の投資協定を締結したという。

韓国の尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領は、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子に対し、両国が協力を拡大できることを望んでいると述べ、サウジアラビアを経済とエネルギー安全保障の重要なパートナーであると発言した。

ムハンマド皇太子はインドネシアのバリでG20首脳会合に参加してから17日の木曜日にソウルに到着し、尹大統領と会談した。

尹大統領は声明で、韓国企業がサウジアラビアのNEOMスマートシティプロジェクトなどに参加し、防衛産業や水素などの未来エネルギー分野においてさらに協力することを期待していると述べた。

ムハンマド皇太子は、サウジアラビアの国内インフラ整備において、韓国企業が長年にわたって担ってきた役割に言及し、両国間に構築された信頼に基づく韓国との協力関係の強化を希望した。

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「特に防衛産業、インフラ、建設などの分野で、韓国との協力を抜本的に強化したいと、ムハンマド皇太子は述べている」と尹大統領の事務所は述べている。

サウジアラビア商工会議所連盟が発表した経済報告書によると、サウジと韓国の合同委員会およびサウジと韓国のビジョン2030には、対象分野にわたる40件ものプロジェクトやイニシアチブが含まれている。

その報告書では、両国間の貿易量が過去5年間で4,700億SR (125億ドル) に達し、着実に増加していることも示されている。

2021年だけでも貿易額は1,000億SRに達し、そのうち870億SRが韓国への輸出、130億SRが韓国からサウジアラビアへの輸入であった。

これに先立ち、韓国産業省は、サムスン物産やポスコ・ホールディングスなどの企業がサウジアラビアの企業と、エネルギー協力、鉄道、化学、医薬品、ゲームなどの分野で、20件以上の協定を締結したと発表した。

サウジアラビアのAsharqテレビは、同国の投資相の発言を引用し、17日の木曜日に締結された契約は300億ドル相当であると伝えた。また、サウジアラビアのベンチャーキャピタル会社が7つの専門ファンドの設立に合意したと報じた。

韓国電力公社と、他の韓国企業4社は、サウジアラビアの公共投資ファンドと、サウジアラビアにおける水素・アンモニア製造工場の建設・運営に関する覚書を締結したという。

この取引内容を知る関係者は、この件についてメディアに語る権限を与えられていないため匿名で、このプロジェクトは約65億ドルの価値があると語った。

韓国電力公社によると、このプラントは年間120万トンのグリーン水素とアンモニアを製造する見込みである。聯合ニュースが業界筋の話として17日の木曜日に報じたところによると、2025年から2029年にかけて建設され、20年間稼働する予定だという。

現代ロテムはサウジアラビアとの間で、5,000億ドル規模のNEOM経済圏とスマートシティの鉄道プロジェクトに協力する覚書を交わしたと、産業省が発表した。この協定の潜在的な金額については明らかにしなかった。

韓国産業通商資源部の李昌洋（イ・チャンヤン）長官は、「（韓国）政府は、韓国の最先端アーキテクチャを適用した協力プロジェクトの実施と成功を、NEOMで積極的に支援する」と述べた。

現代ロテムの株価は8.5%上昇したが、市場全体では1.1%下落した。サウジアラビア投資省と化学産業協力に関する協定を締結したロッテファインケミカルの株価は2.1%上昇した。

また、サウジアラムコを筆頭株主とするSオイルは、より価値の高い石油化学製品を製造するため、蔚山工場に総額9兆3,000億ウォン（70億ドル）を投資する計画を明らかにした。

ロイター