バグダッド:国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシー事務局長は月曜日、バグダッドでイラク首相と会談した。
イラクのナイム・アル・アブーディ教育相は、グロッシー氏とムハンマド・シア・アル・スダニ首相との会談後、記者団に対し、「平和目的の原子炉建設を含む、イラクにおけるいくつかのプロジェクトについて話し合った」と述べた。
グロッシー氏は、この地域で原子力エネルギーへの関心が高まるなか、イラクの専門家チームが数日中にウィーンの原子力機関本部を訪れ、「イラクの平和的核開発計画のロードマップを策定する」ための会合を開くと述べた。
イラクはかつて、バグダッドの南に位置する主要な核研究施設であるトゥワイサに3基の原子炉を持っていた。ひとつは1981年にイスラエルの空襲によって破壊され、他のふたつは1990年のイラクのクウェート侵攻に続く1991年の湾岸戦争でアメリカの戦闘機によって破壊された。
「間違いなく、この複雑な過去のページをめくることは本質的なことであり、我々はまさにそれにとりかかる」とグロッシー氏は語った。
ロイター