
アラブニュース・ジャパン
サウジ商工会議所連盟は25日、新たな会合を開き、サウジアラビア・日本ビジネス協議会の設立を発表した。ビジネス部門での両国の協力強化を目指す。
両国の貿易関係の拡大を目的として、タリク・アル・カタニ氏が同協議会の会長に選出され、ヌーフ・アルラカン氏とモハメド・ビン・サード・アル・アジュラン氏が副会長に指名された。
アル・カタニ氏は次のように述べた。「サウジアラビアと日本の経済関係は両国のリーダーたちにとって非常に重要なものであり、建設的協力と戦略的パートナーシップの国際的モデルと考えられている」
「またこの関係は、サウジ・日本合同委員会、サウジ・日本ビジョン2030、サウジ商工会議所連盟傘下で運営されるサウジ・日本ビジネス協議会に代表される制度的・組織的枠組みや、多くの分野での二国間協力・理解協定という強固な基盤に基づいている」
サウジアラビアは日本への主要な石油供給国だ。日本は原油の約33%をサウジアラビアから輸入しており、沖縄にサウジ原油の貯蔵施設を作っている。サウジアラビアは日本にとって最も重要な貿易相手国でもある。例えば、サウジアラビアは日本車の主要市場の一つである。
実際、石油および石油化学製造業における日本とサウジアラビアの協力の増加により、日本はサウジアラビアに対する最大の投資国となっている。したがって、サウジ・日本ビジネス協議会の設立はそれらの関係を拡大しつつ、様々な分野における両国の貿易と投資の機会をさらに促進する手段となる。