アラブニュース
リヤド:サウジアラビア王国のアブドルアジーズ・ビン・サルマン王子兼エネルギー大臣は7日、サウジと中国の二国関係が質的な飛躍をみせていると述べ、すべてのレベルにおいて国を発展させる、両国の指導者の熱意が反映されている。
リヤドで開催されているサウジアラビアと中国の首脳会談中の国営サウジ通信社への発言で、アブドルアジーズ王子は、サウジは多くの分野、とりわけ最も重要なエネルギーの分野において、中国と強力かつ緊密な戦略的関係を築いていると述べた。
王子によると、中国はニ国間の大量の貿易取引の一環として、サウジ最大の石油輸出国であり、ここ5年、毎年輸出量は増えており、サウジと中国のエネルギー関係には複数の共同出資が含まれていると付け加えた。
7日早く、サウジアラビアに到着した中国の習近平国家主席は、サルマン国王からの招待を受けて3日間滞在する予定で、12月9日まで開催される首脳会談に臨む。
アブドルアジーズ王子は、世界の石油市場の安定を維持する上で両国が協力することが重要であると強調し、サウジは、将来、エネルギー問題に直面する局面においても、中国の信頼できる友好国であり続けると述べた。
王子はまた、サウジと中国との間の協力分野、中でも原油から石油化学製品への転換プロジェクト、再生可能エネルギー、クリーン水素、電力プロジェクト、原子力の平和利用、両国の統合された精製・石油コンビナートへの投資について重点的に確認した。
王子は、サウジに中国の工場向けの地域センターを設立することで、エネルギーのサプライチェーンにおける協力関係を強化する両国の取り組みを強調した。