アラブ・ニュース 

リヤド: サウジアラビア王国のアブドル アジーズ・ビン・サルマン・ビン・アブドル アジーズエネルギー大臣は、欧州議会外務委員会の代表団との間で、王国のサステナビリティへの取り組みと協力関係の存続について会議を行われた。

会議は火曜日にリヤドの大臣室で行われ、同委員会のデービッド・ジェームズ・マッケリスター議長が司会を務めた。

出席者らは、国内・中東地域におけるイニシアティブを通じてエネルギー分野の変革をリードすることを目指す王国の取り組みについて評価を行った。

会議で特に注目されたのが、再生可能エネルギー技術分野において炭化水素排出量を抑制し、再生可能エネルギーを推進する取り組みでの王国の実績だった。

また、サウジ・グリーン・イニシアチブと中東グリーン・イニシアチブでの取り組みも評価の対象となった。   

加えて、サウジアラビア王国の炭素循環経済アプローチにおける二酸化炭素の回収・活用・再利用・貯蔵による二酸化炭素排出抑制や、世界最大のクリーン水素輸出国を目指す行動計画についても検討が行われた。  

大臣は更に、中東の輸出国と欧州の消費者が協力して、取り組みを推進し、前進を支援することの重要性を強調された。

また、大臣は代表団に対し、エネルギー・セクターにおけるイノベーションを支援・奨励する王国の取り組みについて説明された。

「気候変動対策は競争力を高め、技術革新を促し、百万単位の良質な雇用を創出する」と、ムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドル アジーズ皇太子殿下は指摘された。 

また、「王国と世界の若者は、よりクリーンで環境に優しく、よりインクルーシブな未来を望んでおり、我々はそれを実現する義務を負っている」とも述べられた。 

サウジアラビア王国は、クリーンエネルギー分野で多くの取り組みを行っており、ネットゼロ実現への取り組みの一環として、持続可能なソリューションを作り出すためにグリーンテクノロジー開発に数百万ドルを投じている。

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下総理大臣は昨年、「サウジ・グリーン・イニシアチブ」をご発表になり、以来、60以上のイニシアチブが、排出量削減、植林、土地と海の保護という3つの目標に向けて動き出している。

11月にCOP27と同時に開催された今年のSGIフォーラムで、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下は次のようにお述べになった。「気候変動の影響は自然環境だけにとどまらず、我々の国の経済や安全保障にも及ぶという共同信念のもと、我々はこの地域の新しいグリーン時代を切り開き、その果実を手に入れようとしている」