
セガサミーホールディングスは、モバイルゲーム「アングリーバード」で知られるフィンランドのロビオ・エンターテインメントを7億600万ユーロ(約1037億円)買収することで合意した。両社の共同声明により17日に発表された。
東京に本拠を置くセガは、ロビオに対して1株当たり9.25ユーロ(約1360円)を提供する。これは、先週末14日の終値7.775ユーロ(約1143円)に対して19%のプレミアムを乗せた水準となる。
ロビオは企業戦略の見直しを進めており、15日に、公開買付の可能性についてセガと協議中だと発表していた。その直前の14日には、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が両社の協議が合意に近づいていると報じていた。
イスラエルのモバイルゲーム企業Playtikaも今年1月、6億8300万ユーロでロビオを買収する提案を行っていたが、ロビオは先月、同社との協議が合意に至らなかったことを確認していた。
ロイター