
リヤド:サウジとトルコとの投資フォーラムが数日前にジェッダで閉幕したばかりだが、サウジアラビア投資省は、両国の経済協力を一層推進するための覚書をトルコと締結したことを発表した。
教育および不動産の分野において合意が交わされた。
投資省に加え、プリンセス・ヌーラ・ビント・アブドゥッラハマーン女子大学やOzkar Construction、それに王国最大の送水システムを支えるトルコ企業Limakの代表者が調印を行った。
合意の目的は、サウジ・トルコの協力を強化し、直接投資を奨励して建築・建設分野での機会を探ることにある。
両国間の発展する経済関係を反映するかたちで、サウジとトルコのビジネスフォーラムに合わせて23億リヤル(6億1000万ドル)以上相当の不動産契約が交わされた。同フォーラムは今月アンカラで開催され、サウジのマージド・ビン・アブドッラー・アル・ホガイル都市村落住宅相やトルコのオマー・ポラット貿易相が出席した。
フォーラムでは16ほどの協力協定が締結され、建設や技術コンサルタント、投資を専門とする企業との合意が含まれている。
さらに、ジェッダでは今週サウジとトルコとの投資フォーラムも開かれ、両国の経済関係の一層の強化がはかられた。
会合には400人以上の実業界のリーダーや当局者が出席し、さらなる投資機会について話し合いが行われた。製造や観光、鉱業のほか、食料・農業や防衛・軍事産業において契約が複数締結された。
フォーラムにはサウジのハーリド・アル・ファーレフ投資相やトルコのオマー・ポラット貿易相が出席し、両国企業の代表者も参加した。
2022年12月には、トルコとサウジのフォーラムがトルコの財務金融省や大統領府投資局、海外経済関係評議会との共催でイスタンブールで開かれ、有望な投資機会に光が当たった。
アル・ファーレフ大臣はフォーラムで次のように発言した。「製造・観光・建設・バイオテクノロジー・医療は、相互に恩恵をもたらす投資機会の余地を広げる可能性がある主要な分野だ」
大臣はさらに、両国間の経済関係を強化するための民間分野の提携や企業間関係の重要性も強調した。