アラブニュース

リヤド：UAE（アラブ首長国連邦）の経済多様化への取り組みを裏付けるように、同国の2023年上半期における非石油外国貿易額は史上最高の1兆1,300億ディルハム（3,376億ドル）を記録した。これは昨年の同期間と比較して14.4%の成長である。

上半期の堅調な業績の原動力となったのは石油以外の輸出によるもので、2023年上半期は2,050億ディルハム、2022年同期間から11.9%の成長だったことを国営通信WAMが報じた。なおこのデータは、経済省の発表を引用したものとなっている。 

報道によると、2023年上半期の非石油輸出は2017年の同期間の数字を上回ったという。

さらにこの報道は、UAEの今年上半期の外国貿易全体における16.6%を非石油輸出が占めており、2019年同期間の推定シェアが14.2%であったことと比較している。

「UAEの非石油輸出は前代未聞の記録を更新し続けており、2023年の貿易相手国トップ10に対しては22%増加しました。2023年上半期におけるトルコとの二国間貿易は史上最高レベルの成長を遂げ、2022年の同期間から87.4%の成長となりました」、副大統領兼首相兼ドバイ首長のシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム殿下はそう述べた。

マクトゥーム殿下は次のように続けた。「UAEは今後も国際貿易の主要プレイヤーであり続け、東と西、北と南を繋ぐ架け橋としての地位を維持していきます」

さらに同報道によると、UAEの2023年上半期における再輸出額も3,410億ディルハムを記録する大幅な成長となり、昨年同期間から9.9%の成長となった。

UAEの上半期輸入額は6,930億ディルハムで、昨年上半期から17.5%増加した。

中国が上半期におけるUAEの最も活発な貿易相手国で、インド、米国、サウジアラビア、トルコが続いた。UAEは先日トルコとの包括的経済連携協定に調印しており、5位のトルコ以下は、イラク、スイス、日本、香港、ロシアが続いた。