アブダビ:アブダビ・エクストリーム選手権(ADXC1)まで1週間を切る中、タレック・スレイマン選手が、 「イタリアン・ドリーム 」として有名な元ヴェナトールFCウェルター級王者でUFCミドル級コンテンダーのマーヴィン・ヴェットーリ選手を「サブミットするのが待ちきれない」と明かした。
この選手権の第1回大会は、アブダビ柔術プロとのコラボレーションにより、10月20日にザイード・スポーツ・シティのムバダラ・アリーナで開催される。
スレイマン選手は、「彼のタフなファイトに期待している。彼をサブミットするのが待ちきれない。素晴らしいショーを見せようというのが彼へのメッセージだ」と語る。シリアの総合格闘家であり、UAEウォリアーズの強豪として12勝(6勝はサブミッション)を挙げている彼は、手ごわい首攻撃を持っている。
彼はアマチュアでの2勝で総合格闘技のキャリアをスタートさせ、現在は12勝8敗1ノーコンテスト、驚異のフィニッシュ率100%を誇る。そんな彼は、ADXC1では総合格闘技のキャリアがアドバンテージになると思っている。
「ADXCは総合格闘技にとても近いので、ケージを使う能力、フットワーク、コーナーカッティング、相手をフェンスに押し付ける能力で他の柔術選手より優位に立ち、テイクダウンしてアドバンテージを得ることができると思っている」
「このイベントにはとても興奮している。唯一無二だから。自分はグラップリングが大好きで、総合格闘技での勝利の半分はサブミッションによるものだ」と彼は言う。「このカードにはビッグネームがたくさん出場するので、その名誉にかなり圧倒されている。ファイトウィークがスタートして試合を始めるのが楽しみだ」
ビッグファイトがあと数日に迫る中、スレイマン選手はトレーニングと準備に余念がない。「トレーニングは順調だ。チーム・ノゲイラ・ドバイでのキャンプで、素晴らしいノーギ選手であるチアゴ・サ選手にコーチをしてもらった。学んだことを実践するのが楽しみだ」
スレイマン選手は、柔術の試合に初めて出場した時はルールを知らず、対戦相手にアドバンテージを取られていたという。彼はADXCでは逆のシナリオを期待している。「こちらにとってのアドバンテージは、アグレッシブであること、そしてケージのパラメーターの使い方を知っていることだ。だからエキサイティングだよ」
スレイマン選手は、彼のような総合格闘家がグラップリングに転向するのは自然なことだと語る。「自分のキャリアにとって総合格闘技からグラップリングに転向するのは自然な流れだと思う。グラップリングには以前から情熱を注いできた。もう15年もやっているし、黒帯になって3年になる。だから、この試合に飛び込んで自分を試すのは自然な流れだ」