
2025年大阪・関西万博の「国際参加者会議」閉幕を受け、博覧会国際事務局(BIE、本部パリ)のケルケンツェス事務局長は15日午後、大阪市で記者会見した。25年4月の開幕時期について、「延期の選択肢はない」と強調。「準備が整い、予定通り開幕できると考えている」と述べた。
準備の遅れが指摘されている海外パビリオンの建設に関しては、「参加国と建設業者の契約は進展している」との認識を示した。会見に同席した日本国際博覧会協会(万博協会)の石毛博行事務総長は、パビリオンの建設などについて600件超の相談を受けたことを明かし、「出展がうまくいくよう、引き続き準備を進める」と説明した。
国際参加者会議は14、15両日に開かれ、万博に参加予定の国・地域の担当者が出席した。万博協会は当初、出席した国・地域数を158と発表していたが、149に訂正した。
時事通信