アラブニュース日本

東京:アラブ首長国連邦大使館は火曜日、東京のホテルオークラに於いてシハブ・アル・ファヒーム大使が主催する第52回建国記念祝賀レセプションを開催、政治、ビジネス、学界、メディアなど各界から約800人のゲストが出席した。

52年にわたるUAEの成功を強調することに加えて、ファヒーム大使は、UAEが11月30日からCOP28気候会議を主催することに言及し、UAEの役割は「地域および国際レベルでの気候変動の影響を減らすことを目的とした世界的な取り組みにおいて極めて重要である」と述べた。また気候変動問題を解決し、エネルギー安全保障を支援するための誓約とコミットメントの実施に向けてグローバルシステムを推進することが重要であると付け加えた。

「UAEはCOP28の議長期間中、会議を誓約だけでなく、行動と実施に焦点を当てる」と大使は話し、「UAEの賢明なリーダーシップのビジョンに沿って、COP28議長国は、この会議が世界的な気候行動の具体的かつ実質的な進歩を達成するためのターニングポイントになることを目指しています」と語った。

更に「UAEは、年間を通じて組織されたいくつかのイニシアチブやイベントを通じて、持続可能性の問題へのコミットメント強化に熱心であり、その中で最も顕著なのは、協力を支援し、イノベーションを奨励し、教育文化プログラムを開発し、すべての関連分野で持続可能性目標を達成するためにコミュニティメンバーを関与させていることです。」と述べた。

大使は、アブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン外相の日本訪問や7月の岸田首相のUAE公式訪問など、UAEと日本の間でいくつかの重要な交流があったと指摘。
さらに、スルターン・アル・ジャベールUAE産業・先端技術大臣兼UAE特使は、上川陽子外務大臣と包括的戦略的パートナーシップ・イニシアティブの第1回閣僚級会合を開催した。

最後に、アル・ファヒーム大使は次のように述べた： 「UAEは、シェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下とシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アル・マクトゥーム殿下のリーダーシップの下、シェイク・ザーイド・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーン殿下とシェイク・ハリファ・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下の遺産の基に、UAEの将来に向けて、国家の発展と経済成長のプロセスを続けています」

深澤陽一外務大臣政務官は、日本政府を代表して「UAE政府と国民に心からの祝意を表します」と述べ、「日本とUAEは、1972年の外交関係樹立以前から、長年にわたり重要なパートナーです」と付け加えた。

深澤氏は、UAEによる原油の安定供給に感謝するとともに、両国の協力関係が脱炭素化、先端技術、宇宙、観光、文化など幅広い分野に広がっていることを指摘した。

一方、ガザの状況に懸念を示し、次のように述べた： 「日本は、戦略的パートナーであるUAEと、地域の平和と安定に関わる問題や、世界的な課題に関して協力したいと考えています」

また、昨年ドバイに設立された中東初のプロ野球リーグ「ベースボール・ユナイテッド」は興味深く、日本の元プロ野球選手がドラフト指名されたことにも言及した。「残念ながら、私は選ばれませんでしたが 」とジョークを飛ばしながら、「来年秋に始まるリーグ戦がとても楽しみです 」と語った。

アラブ音楽に合わせてUAE料理がふるまわれ、ゲストの1人にはエミレーツ航空のUAE往復航空券が当たった。