
横浜:ハリー・キューウェル率いる横浜F・マリノスは、エルナン・クレスポ率いるアル・アインとのアジア・チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦を、2-1で制した。
アラブ首長国連邦のアル・アインは12分にモハメド・アバスがゴールを決めたが、横浜F・マリノスの植中朝日が後半半ばに同点に追いつき、後半6分には交代出場の渡辺皓太が勝ち越し点を奪った。
セカンドレグは2週間後にUAEで行われる。
キューウェルとクレスポは、選手としてイスタンブールのUEFAチャンピオンズリーグ決勝で対戦してから約20年ぶりに監督として顔を合わせることになった。
クレスポはACミランの一員としてハーフタイムに3-0とリードを奪ったが、キューウェル率いるリヴァプールが3-3の引き分けに持ち込み、PK戦の末に勝利したのは有名な話だ。
キューウェルは、日本のクラブに就任してわずか4ヶ月で、横浜を初のチャンピオンズリーグ決勝に導いた。
アル・アインはUAEで最も成功したクラブであり、2002年に優勝し、2005年と2016年には決勝に進出している。
約5万5000人のホーム・ファンの前で、横浜は鮮やかなスタートを切り、エルベルとヤン・マテウスが最初の5分間でゴールを狙った。
しかし、アル・アインはその5分後、GKウィリアム・ポップがスフィアン・ラヒミを阻んだ後のリバウンドを、アッバスがゴールに押し込み、先制点を挙げた。
UAEチームは30分、マティアス・パラシオスがポップの股を抜くシュートを放ち、2点目を決めたと思ったが、VARのチェックでオフサイドと判定された。
アル・アインのGKハリド・エイサは、 喜田拓也のシュートをクロスバーに当てた。
前半ロスタイムには、ナム・テヒがゴール前で決定的なチャンスを逃した。
後半、横浜はより盛り上がったが、72分にマテウスのクロスを植中が頭で合わせて同点に追いついた。
横浜の交代出場の渡辺が84分に再びゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定。
しかし、VARのチェックの結果、ゴールは認められ、横浜は貴重なリードを第2レグに持ち越すことになった。
AFP