



鳥取:日本を離れることなくアラビア半島の砂漠を体験したいと考える日本人は、日本海沿岸の鳥取県に向かい、鳥取砂丘を訪れる。
砂丘は鳥取市の日本海沿岸に位置する。山陰海岸国立公園の特別保護地区であり、南北2.4km、東西16kmに広がっている。同公園は1955年に国定公園に指定され、1963年に国立公園に昇格。鳥取砂丘は天然記念物に選定されており、毎年100万人以上の観光客が訪れている。
砂丘は、何万年もの時をかけて中国山地の花崗岩が風化して砂となり、川の流れに乗って海岸に運ばれ、次第に形成された。
砂漠に似ているものの、砂丘は実は砂漠とは異なる。砂丘は風によって積もった砂の山や丘であり、砂漠は年間降水量が250㎜以下の地域、または降水量より蒸発量が多い地域に広がる。鳥取でも夏には非常に暑くなることがあるが、年間を通して降水量が多い。
観光客はラクダに乗ったり、記念写真を撮ることができる。アラビアを彷彿とさせる人気の観光地である。