
リヤド: サウジアラビアはEスポーツとゲーム産業の世界的拠点となるべく大きく前進していると、サウジアラビアEスポーツ連盟代表のファイサル・ビン・バンダル・ビン・スルタン王子が語った。
同氏は、リヤドで8月24日と25日に開催される新グローバルスポーツ会議(New Global Sport Conference)を前に、また週末に第1回Eスポーツ・ワールドカップがクライマックスを迎えるにあたり、アラブニュースの独占インタビューに応じた。
アラブニュースは新グローバルスポーツ会議のメディアパートナーである。
ワールドカップの成功を振り返り、ファイサル王子は 「私たちが成し遂げたことを信じられないほど誇りに思います」と述べた。
「1,500人の選手と、案内係、コーディネーター、プロトコール、プロダクションチームなど、何千人もの関係者が現地にいたのですから」
「8週間、毎日みんなを興奮させるというのは大変なことで、世界にショーケースできたことをとても誇りに思います」
ファイサル王子にとって、ハイライトは特に際立っていた。
サウジアラビアのEスポーツのスター、モサド・アル・ドサリーが所属するチーム・ファルコンズが優勝を決めたときの感動的なリアクションだ。
「私にとってのハイライトは、ファルコンズが優勝したことだけではありません」
「涙を流し、歓喜に沸く姿は、選手の背後にある人間性を示す力強い瞬間でした」
ファイサル王子は、チームの成功が持つより大きな意義を強調した。「彼らは世界的なインスピレーションであり、複数の試合に参加し、成功する意欲を示しています」
「彼らは、若い男女への投資が価値ある投資であり、この業界の未来を象徴するものであることを証明したのです」
ファイサル王子は、現地やオンラインでの興奮と熱狂を強調し、視聴者数は昨年のGamers8イベントの約2倍になったと述べた。
「サウジアラビアの人たちから最も多く聞いたのは、このようなトーナメントを自分の目で見る機会があるとは思ってもみなかったということです」
「サウジアラビアのチームが、世界最高のチームや選手とメインステージで戦えるというショーケースなのです」
新グローバルスポーツ会議2024が近づくにつれ、ファイサル王子は、統一されたビジョンの下、出版社から選手まで、多様な利害関係者をまとめることの重要性を強調した。
「この業界では、コラボレーションがすべての中心にあります。プレイヤーとファンはこのビジョンの中心であり、連盟はEスポーツの未来を形作る上で、彼らの声が最前線にあり続けるようにしなければなりません」
会議の焦点は 「ファンダムの未来 」であり、ファイサル王子は選手と視聴者の意見の重要性を強調していると述べた。
「ゲームをプレイし、トーナメントを観戦し、この業界の生死を形作っているのは彼らなのです」
「彼らが中心であり続けることが、時代の先端を行く唯一の方法なのです」