

東京:駐日チュニジア大使館は2月21日、国際協力の歴史における重要な節目である1975年の国際協力機構(JICA)チュニジア事務所設立50周年を記念し、50年以上にわたってチュニジアのために尽力し、両国の持続可能な発展と文化的結びつきの強化に貢献してきた日本人ボランティアに敬意を表するレセプションを開催した。
レセプションには、JICAや日本の外務省高官、日本・チュニジア友好協会の代表者を含む著名な来賓が出席した。
また、世代を超えた様々なボランティアが参加し、チュニジアでの経験について心のこもった証言を披露した。彼らは「チュニジア人と築いた深い友情、受けた温かいもてなし、そして仕事上でも個人的にも、自分たちの活動が永続的な影響を与えたこと」を振り返り、チュニジアでの個人的な成長と経験について語った。
日本のミュージシャンがチュニジアと日本の音楽の伝統を融合させたメロディーを演奏し、雰囲気を盛り上げた。参加者らは、このユニークな文化交流が両国の友好関係を浮き彫りにし、このイベントによって関係がさらに深まったと語った。
またイベント中、アハメッド・シャッフラ駐日チュニジア大使が基調講演を行い、チュニジアの経済・社会発展を支えるJICAの重要な役割に敬意を表した。大使は特に、友好と協力の代表としての日本人ボランティアの役割を強調し、彼らの貢献がさまざまな分野に忘れがたい足跡を残してきたと述べ、彼らの活動は専門知識の共有にとどまらず、チュニジアと日本の間の深い理解と協力の証となっているとして、チュニジアに大きな影響を与えた彼らの活動を称賛し、彼らの献身的な活動がチュニジアにおけるJICAのミッションの成功の重要な要因であると述べた。
このイベントでは、1970年代から現在までのチュニジアにおける日本のボランティア活動の重要な節目を記録した写真展も開催されたが、この視覚的なジャーニーは、二国間協力の変遷を浮き彫りにするだけでなく、両国が進歩を分かち合うことにコミットしていることの力強い証となり、未来への希望をかき立てたと参加者は語った。
チュニジア大使館は、この祝賀会はチュニジアと日本のパートナーシップを再確認するものであり、両国が多様な分野で協力を進めることに専念していることを強調するものであるとして、「それは、チュニジアと日本の深い友好の絆と相互尊重をあらためて証明するものであり、さらなる協力への道を開き、未来への楽観的な感覚を育むものである」と述べた。