
鈴鹿(日本):レッドブルの新加入ドライバー、角田裕毅は、今週末の日本グランプリで、世界チャンピオンのチームメイト、マックス・フェルスタッペンにできるだけ近づくよう指示されており、金曜日の最初の練習走行では、その期待に応える走りを見せた。
先週、苦戦を強いられていたリアム・ローソンに代わるドライバーとしてレーシングブルズから呼び寄せられた24歳の角田は、RB21を操り、ベストラップで6番手につけ、チームメイトのマックス・フェルスタッペンにコンマ1秒差まで迫る好タイムを記録し、鈴鹿の地元ファンを喜ばせた。
4回の赤旗により、第2セッションではその好調さを維持するチャンスはなかったものの、角田にとっては心強いスタートとなった。
「今日はまあまあだったと言えるが、もっと良くなる可能性もあった」と角田は語った。
「FP1はFP2よりも良かったし、多くのことを学んだ。FP2ではセッション中に何度もストップしたためラップタイムを記録できなかったが、それは誰もが混乱したセッションだったと言えるかもしれない」
「全体的にはまあまあだし、マシンに自信を持てているのは嬉しい」
角田の適性は、レーシングブルズのチーム代表であるローラン・メキエスにとって驚くようなことではなかった。彼は昨シーズンと今季の最初の2レースで、ドライバーとして成長していく姿を目の当たりにしていたからだ。
「彼はより落ち着き、より成熟し、技術的なフィードバックを大幅に改善している」と、金曜日にこのフランス人は記者団に語った。
「この12か月で本当に信じられないほどの進歩を遂げ、それがスピードに転化している。非常に印象的な改善の例だと思う。彼がどれほど努力し、集中しているかが感じられる」と語った。
日本では、グランプリ、自動車メーカー、ティールメーカーを通じて長い間F1が存在してきたが、これまで18人の日本人ドライバーが参戦したものの、優勝した者はいない。
ハースチームの代表である小松氏は、有力チームの一角に角田が入ったことで、日本のF1人気に変化が起こる可能性があると語った。
「確かに、日本でのF1人気が低迷した後、関心が確実に復活しつつあると思います。彼は誰の目にも明らかな大きな一歩を踏み出した。日本人ドライバーがトップチームの一員として走るなど、これまで一度もなかったことだ。これは大きなニュースであり、日本では再び大きな盛り上がりを見せている。私はポジティブな兆ししか見えていない。本当にワクワクする時代だ」
ロイター