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日本のオリーブオイルプライズ、レバノンのオリーブオイルを高品質として表彰

21 Jul 2020
ベイルートを拠点とするローズ・ベチャラ女史はオリーブオイルの専門家で、長年「Darmmess」の設立構想を温めてきた(Supplied)
ベイルートを拠点とするローズ・ベチャラ女史はオリーブオイルの専門家で、長年「Darmmess」の設立構想を温めてきた(Supplied)
すべてのエクストラバージンオリーブオイルの生産者は、ブラインドテスティングのため、生産しているアロマティックな黄金色の液体のサンプルを出品することで、大会に参加可能である。(Facebook/JOOP)
すべてのエクストラバージンオリーブオイルの生産者は、ブラインドテスティングのため、生産しているアロマティックな黄金色の液体のサンプルを出品することで、大会に参加可能である。(Facebook/JOOP)
すべてのエクストラバージンオリーブオイルの生産者は、ブラインドテスティングのため、生産しているアロマティックな黄金色の液体のサンプルを出品することで、大会に参加可能である。(Facebook/JOOP)
すべてのエクストラバージンオリーブオイルの生産者は、ブラインドテスティングのため、生産しているアロマティックな黄金色の液体のサンプルを出品することで、大会に参加可能である。(Facebook/JOOP)
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Updated 21 Jul 2020
21 Jul 2020

ラワ・タラス・ドバイ

2013年以来、東京でジャパンオリーブオイルプライズ(JOOP)として知られる国際的なオリーブオイルのコンテストが開催されていることに、驚かれる人もいるであろう。エクストラバージンオリーブオイル生産者たちは、イタリア、ギリシャ、日本のオリーブオイル・ソムリエ専門審査員によるブラインドテスティングを受けるために、喜んで自らが生産したアロマティックな黄金色の液体のサンプルを出品している。

細部へのこだわりも評価するために、今年のコンテストでは、競合するオリーブオイルボトルの中で最高のデザインを表彰する、デザイン賞が新設され、1位から3位が表彰された。「優れたエクストラバージンオリーブオイルは見栄えも良い」という彼らの精神に従い、建築、インテリアデザイン、コンピューターサイエンスのバックグラウンドを持つ専門家で構成される審査員は、本質的に各製品のブランドアイデンティティがユニークなロゴ、ボトリング、パッケージにどのように表現されているかを評価する。

賞のウェブサイトでは、「オリーブオイルの最高を目指す」と謳われている。コンテストの狙いの1つは、アジア地域でオリーブオイルの消費が目立って多い国で、地元の消費者や販売業者にさまざまなエクストラバージンオリーブオイルのブランドを紹介することである。

地中海料理の代名詞であり、数多くの健康上の利点から推奨されたオリーブオイルは、1980年代に日本で広がり始め、主にスペインとイタリアから輸入されていた。台風などもあり、必ずしも気候条件には恵まれない日本においても、少数の革新的な地元生産者が中心となり、東京と広島近郊で、そして最も有名なのは小豆島で、オリーブオイル生産が積極的に取り組まれている。「オリーブの島」とも称されるこの島は、1908年以来、日本を代表するオリーブの栽培地である。

今月、前例のない経済危機と新型コロナウィルス感染症によるパンデミックの真っ只中で、高品質のオリーブオイルのブランドとして、レバノンが初めてJOOPを授与された16か国の1つに入賞した。前年のJOOPとは異なり、今年はヨルダン、チュニジア、モロッコなどで生産されたアラブブランドのオリーブオイルの存在感が高まった。

レバノン南部の村「Deir Mimas」から新たに立ち上げられた「Darmmess」ブランドを出品し、レバノンはオンライン・セレモニーで、見事にシルバーメダルを授与された。ベイルートを拠点とするローズ・ベチャラ女史はオリーブオイルの専門家で、2019年10月にレバノン全土で活発化した抗議活動の最中にあって、長年温めてきた構想を「Darmmess」の設立で実現している。

「レバノンの他の地域と同じように、伝統的な方法でオイルを作りたくありませんでした」とベチャラはアラブニュース日本に語った。「私はハイエンドで、非常にプレミアムで、レバノンと私たちレバノンのオリーブオイルの非常に美しいイメージを反映するものを造ることを望んでいました」

マーケティング専門の起業家にとって、オーガニックオリーブオイルを生産するという話は個人的な取組みであり、豊富なオリーブの木で有名なDeir Mimasで過ごした幼少期に既に彼女の脳裏にあった想いである。「私は子供の頃から、村のオリーブオイルをいつも誇りに思ってきました」とベチャラは振り返る。「オリーブオイルの『ボルドー』とみなされていました。それは標高、気候、土地の性質などが影響し、そしてオリーブの木そのものも、非常に樹齢が古いことからくるものと言われています。中には樹齢2,000年の古木もあります」

エキストラバージンの「グリーンゴールド」オリーブオイルを生産するために、ベチャラはパートタイムの男女の農家の専任チームと協力して、9月下旬または10月上旬に家族の「Al Ordon」地域のオリーブ畑で成熟していないグリーンオリーブのみを収穫する。「Souri」に分類される手作業で選別されたオリーブは、それから村の近代的な圧搾機で絞られる。次に、液体がろ過され、酸化の原因となる不純物が除去される。それから、オリーブが金色のナゲットとして描かれた、シンプルでありながら魅力的なデザインが施された500MLのボトルに注がれる。

彼女は、ブレンドをしない、単一種(1種類のオリーブだけで作られた)オリーブオイルの独特の風味について次のように説明している:「グリーンオリーブの風味が感じられます。スパイシーであると同時に果実味もあります。多くの人に受け入れられ、高く評価されるオイルであるのは、味のバランスがよく、酸味が少ないからです」 

ほとんどの人は、労働集約型の職業であるオリーブ栽培を男性の仕事と決めつけているかも知れないが、そうした中で女性のベチャラの取り組みは、オリーブオイルの生産における女性の役割を鮮やかに思い起させる。レバノンの「女性オリーブオイルの会」NGOの代表を務めながら、ベチャラは、40か国以上の999人の女性栽培者と、オリーブオイル業界で活動している女性のエンパワーメント、サポート、そしてアイデアの交換に優先的に取り組んでいる。

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