
アラブニュース・日本
東京:日本経済新聞の報道によると、アジアでは確立されたソーシャルメディアプラットフォームが激しい競争に直面している。日経によると、1月6日から10日までの間に、プライベートメッセージアプリSignalが750万ダウンロードを記録したという。
Signalは、エロン・ムスクやエドワード・スノーデンらの支持で後押しされている。
Facebookが所有するWhatsAppのようなプラットフォームからユーザーが乗り換えているのは、同社が利用規約を変更し、連絡先リスト、位置情報、財務情報、利用データへのアクセスを可能にした後だ、と報じられた。
もう一つのメッセージングアプリであるTelegramは、1月10日から1月12日までの間に世界中で2500万人以上の新規ユーザーを獲得し、現在では5億人以上のユーザーを抱えている。WhatsAppは約20億人を抱えているものの、より長く続いているものだ。
WhatsAppは、プライベートな会話は暗号化されているため、アクセスすることはないし、できないとしている。
新しいソーシャルメディアプラットフォームを利用する動きは、特に中国と香港でプライバシーとセキュリティに関する懸念が高まっていることから生じている。ヨーロッパだけがWhatsAppの新しい利用規約に同意していない。
WhatsAppの最大の単一市場はインドで、4億人のユーザーがいるが、アナリストによると、これらのユーザーはWhatsAppを置き換えるのではなく、Signalのような他のサービスを追加していくと見ているという。
「WhatsAppは、インドに非常に大きくコミットし、コンテンツプレイヤーやコマースプレイヤーのエコシステムを本質的に確立しており、このことがインドでの成功を可能にした。」と、Greyhound Researchの創業者兼CEO、チーフアナリストのサンチット・ヴィル・ゴギア氏が日経アジアに語った。「純粋にその観点から見ると、SignalもTelegramも、この国に対して目に見える形でのコミットメントを全くしていない。」
日経レポートによると、WhatsAppはアジアにおいて企業が顧客とコミュニケーションを取るために一般的に使用されており、多くの企業はアプリに合わせたチャットボットを導入しています。同社は2018年初頭にWhatsApp Businessを開始し、インドを含む2大市場(もう1つはブラジル)で決済領域に参入している。
データ分析プラットフォームのDataReportalは、昨年2月に発表したレポートで、シンガポールの16歳から64歳までのインターネットユーザーの81%がWhatsAppを利用していると述べた。
しかし、その人気は他の国では限られている。中国のWeChatのユーザー数は12億人、日本ではLINEが8600万人。韓国のカカオトークは2億2,000万人のユーザーがおり、15の言語で利用できる。