Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter

サウジ経済、インフレ安定で2024年は3.9%成長へ:OECD

OECDは、サウジアラビアの2024年のインフレ率が平均2.1%になるとの予測を示した。これは、同国が物価上昇圧力への対処に成功していることの表れである。(Shutterstock)
OECDは、サウジアラビアの2024年のインフレ率が平均2.1%になるとの予測を示した。これは、同国が物価上昇圧力への対処に成功していることの表れである。(Shutterstock)
Short Url:
20 Sep 2023 10:09:08 GMT9
20 Sep 2023 10:09:08 GMT9

アラブニュース

リヤド:経済協力開発機構(OECD)は、サウジアラビアの目先の力強い成長見通しを確認したうえで、同国の2024年のGDP成長率が3.9%となる見込みであることを明らかにした。

OECDは、サウジアラビアの2024年のインフレ率が平均2.1%になるとの予測を示した。これは、同国が物価上昇圧力への対処に成功していることの表れである。

国際通貨基金(IMF)も今月、同様の見解を示したうえで、世界各国がインフレ圧力に直面しているにもかかわらずサウジアラビアは平均消費者物価指数の維持に成功していることを指摘した。

OECDの報告書は、サウジアラビアは2024年に経済成長率が3%を超える数少ない国の一つになると述べている。

また、2024年の成長率を米国は0.8%、イギリスは1.3%と予測している。 

一方、オーストラリアは1.3%、ブラジルは1.7%と予測されている。

日本の経済成長率は、2023年が1.8%、2024年が1%という予測になっている。 

中国やインドはサウジを上回る経済成長が見込まれており、それぞれ4.6%、6%と予測されている。

報告書は、サウジ経済は2023年に1.9%成長し、インフレ率は2.5%で安定を維持すると付け加えている。

また、世界経済成長率は2023年が3%、2024年が2.7%となり、インフレ率は緩やかになるとの予測を示している。

OECDは報告書の中で次のように述べている。「インフレ率は2023年と2024年にかけて徐々に緩やかになると予測されるが、ほとんどの国で中央銀行の目標値を上回るとみられる」

「ヘッドラインインフレ率は低下しているが、コアインフレ率は多くの国で、コスト圧力と一部の部門の高マージンに支えられ依然として根強い」

欧州中央銀行は先週、主要金利を過去最高水準にまで引き上げたが、これが最後の利上げになる可能性を示唆した。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)は20日に利上げを一時停止するとみられている。

特に人気
オススメ

return to top