ダイアナ・ファラー

ドバイ：日本人がオーナーを務めるフランスのティーハウス、ジャンナッツ パリは、一杯の紅茶と高品質で持続可能な製品を顧客に提供することで、豊かさ、素晴らしさ、品格を表現する。

ジャンナッツ パリのオーナーを務める武家の第１３代目マチコ・ゴゼン氏は、実家が緑茶を栽培しており、それがフランスのティーハウスを引き継ぐきっかけとなったという。

ゴゼン氏は、アラブニュースジャパンの独占インタビューに応じ、彼女の家族はジャンナッツ パリの創設者、ジャンナッツ・ドレス氏と知遇があったという。 「ジャンナッツ家は我々からお茶を輸出入していたため、両家族の間には長い歴史があるのです」と語った。

フランスの貿易商人は、建築家ギュスターヴ・エッフェル氏と協力し、フランスが世界に誇るエッフェル塔の建立に貢献した。

ゴゼン氏は、ドレス氏の功績を称え、ジャンナッツ パリの豊かな歴史を顧客に知ってもらい、紅茶に付加価値をもたらしたいと述べる。

日本人オーナーは「女武者が情熱をもって息の長いものを作りたいという、強い心を持つように、ドレス氏は、これまでにない（エッフェル塔）の開発に取り組みたいと強い信念を持っていた」と説明した。

ゴゼン氏は、持続可能性と女武者の奥深い文化が、ジャンナッツ パリの紅茶のプロセスに応用されるよう心を配った。彼女は、スリランカに緑茶の茶園があるということに満足せず、完成品のユニークさを実現するためにある種のバクテリアを茶樹に導入したという。

ゴゼン氏は「消費者の意識を高めることが重要です。全製品には製造日があり、6ヵ月以上前に製造されたものはありません」とアラブニュースジャパンに語った。

また、「私の責任は、茶園が高品質な状態であることを確認し、バイヤーがスリランカを訪れて、その品質と付加価値を確認できるようにすることです」と語った。

ゴゼン氏は、同ティーハウスを女性だけで運営することを望んでおり、ジャンナッツ パリは、強い女性というテーマをもって運営されている。

「私の起源は侍であり、主な目的は、女性に力を与えることです」と語っており、それはまさに同氏がプロジェクト「ティー・フォー・トゥー」で具現した。

ゴゼン氏は、「ジャンナッツ ティー・フォー・トゥープロジェクトでは、無料で一杯の紅茶をひと箱の紅茶を購入する度にプレゼントする取り組みを行っています。その一服は、人々が立ち止まり、インスピレーションを持った女性のことを考えるのに役立つでしょう」と語る。

同ティーハウスは、世界中のあらゆる年齢、異なる背景の女性に力を与えることを目的とした「世界の女性（ファム・デュ・モンド）」財団を支援、寄与している。

世界の女性財団は、スリランカの茶園でプロジェクトを開始した。労働者の90%以上が女性であり、彼女らが茶園から起業家へと成長するためのプロジェクトを支援している。

ジャンナッツ パリは、日本の500店以上のスーパーマーケットに製品を提供し、ドバイでは6軒の移動販売店を展開している。

ゴゼン氏によると、同ティーハウスはサウジアラビアを含む中東にも事業展開する計画があるという。

過去6年間、ジャンナッツ パリは、ルイ・ヴィトン シティ・ガイド 東京でもお勧めスポットとして掲載されている。