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リーマ・ジュファリがダグラスモータースポーツでイギリスF3選手権の階段を駆け上る

2021年BDRCイギリスF3選手権でレース中のリーマ・ジュファリ。(ダグラスモータースポーツ)
2021年BDRCイギリスF3選手権でレース中のリーマ・ジュファリ。(ダグラスモータースポーツ)
リーマ・ジュファリは直近のシルバーストンでのレースで4位でフィニッシュ。(ダグラスモータースポーツ)
リーマ・ジュファリは直近のシルバーストンでのレースで4位でフィニッシュ。(ダグラスモータースポーツ)
今年初めにダグラスモータースポーツに加わって以来、ジュファリへの注目は高まっている。(ダグラスモータースポーツ)
今年初めにダグラスモータースポーツに加わって以来、ジュファリへの注目は高まっている。(ダグラスモータースポーツ)
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08 Jul 2021 05:07:24 GMT9
08 Jul 2021 05:07:24 GMT9
  • 29歳のサウジアラビア人ドライバーはシルバーストンで4位に入り、今週末のドニントンでのレースで好調を維持したいとしている

アリ・カレド

ドバイ発:サウジアラビア人レーサー、リーマ・ジュファリにとっては参戦するレース同様にキャリアのランドマークが続々とやってくる

先週末、シルバーストンで実施された2021年BDRCイギリスF3選手権の最新ラウンドで、ダグラスモータースポーツを駆るこの女性ドライバーは初めて4位でフィニッシュした。

ジュファリは今週初めに、「4位でのフィニッシュは少々驚きでした。こんなに早く達成できるとは。ただ、とても勇気づけられましたし、ものすごく自信がつきました」とアラブニュースに語った。「そう、ゴールラインを越えたとき、本当に感情が沸き立っていました。ものすごく興奮していて、幸福感に包まれていました。ただもうチームを激励したかったし、チームメンバーの厳しい努力に感謝を述べたいという思いでした。それに、自分自身の厳しい努力が報われたという安堵感もありました。すべてがうまくいった感じでした」

今レースはダグラスモータースポーツにとって、ジュファリのこれまでの最高の出来だった。

「この週末はテストで幸先のよいスタートを切れました」と29歳のドライバーは述べた。「車両からも自分自身からも、自分が必要と感じるすべてのものが得られていたので、良い結果につながるという前向きな思いが強くなっていました。パフォーマンスは私の味方で、あとはレースでそのパフォーマンスを発揮するだけだとわかっていました。予選では少々好不調の波がありましたが、レース1では本当に素晴らしい点がいくつかありました。そして、週末、最前列からスタートしたレース3ではすべてがうまくいったと思います。たいへんなプレッシャーを感じ、今の状態で達成できる最高の結果を出したいという思いでした」

グリッド最前列からのスタートはまだ2度目のことで、ジュファリは、冷静さを維持して、自分の力を信じ、できるだけミスを少なくしないといけない、と自分に言い聞かせていた。

「それこそ私がレースで最善を尽くした事柄です。頭を非常に明晰に保って、強く集中し、そうしてこの結果を出すことができました。一時は3位につけて、本当に勇気づけられました。3位につけていたのは本当に短い間でしたが、自分の感覚としてはかなりの時間に思えて、それでいっそう自信がついて自分を鼓舞しました」

ジュファリがフォーミュラ3に挑戦するのは今シーズンが初めてだが、車両を自在に乗りこなすという目標に向けて急峻な学習曲線を歩んでいるという。

「シーズン開始前にテスト期間はほんのわずかしかありませんでした。車両について今も多くのことを学び続け、学んだことをチームに伝えようと試み、アプローチの仕方を理解しようとしています。進歩ということでは、先週末はたいへん大きな歩みがありました。それを次の週末にも持ち越したいと思っています。また、常により多くのことが明らかになり、常により多くのことを学ぶ必要があるので、ひっきりなしに向上を続けていきたいと思っています。今は上向きの軌道に乗っていると強く感じています」

コース上でもコース外でも、ジュファリにとっては新たなレース文化への適応が必要だ。特に各レースに向けての多くの準備においてだ。

「20分のレースのためにたいへんな準備を行います。20分の予選があって、その後に20分のレースが3つあります。しかし、その準備の時間や、その瞬間のためにサーキット外で準備に費やす時間は、厖大です。周囲の方々が適切で、指導が適切で、チームが適切で、支援が適切なら、本当に助けになります。例えば、今週末にレースが予定されていますが、明日はチームと一緒にレースコースではなく、コース外に用意されたシミュレーターに取り組みます」

その次の日は、チームと一緒にコースを歩く予定だ。そして、木曜と金曜はコースでテストだ。

英国に移って以来、ジュファリはさまざまな環境、コース、気候に速やかに適応する必要があった。

「レースを始めてまだ2年半ほどなので、イギリスF3の非常に競争が厳しいグリッドや、英国にあるたいへん厳しくたいへん過酷な世界クラスの舞台で、今このようにレースに参戦しているのは、最高の学習方法です。挑戦を決意したとき、質の観点だけでなく、困難さの点でも、できるだけ最高のやり方を採りたいと考えました。最高レベルのドライバーとレースで闘い、その方たちから学べるものを学び、できれば向上もしたいと考えたのです」

「レーシングドライバー育成の場として知られる欧州と英国のこの環境に入っていくのは、簡単な決断のように思えました。現在では、レースのやり方がわからなかった状態からレースのやり方を理解した状態へと、自分自身が成し遂げた進歩を感じます。そして、今はレースが本当に素晴らしいと感じています」

サウジアラビアにおけるジュファリの知名度と人気はこの数カ月かなり高まっている。ジュファリ本人は国を代表し、サウジアラビア王国の大志を抱く若きドライバーというロールモデルを担うことを誇りに思っている。

「事態のこの側面については正直、本当に恐れ多い経験でした。当初は純粋に自分自身の情熱と意欲とから行っていました。その後、他の人たちに及ぼしている影響に気付いてさらに心地よくなり、自分1人だけよりもかなりの大きさに違いないと感じるようになりました。そしてこのように実際に、それも肯定的なあり方で、より多くの人になにかを届けることができています」

ジュファリは予想を裏切ることにも巧みになってきた。それは大きな満足を覚えることだと認めた。

「だれでも好奇心をもっています。どうやったの?どうやってここまで来たの?そして多くの人が、これは不可能ではない、まず無理なことではない、実現できないことではない、と思います。私自身、レースを始める前はやはり、不可能で、まず無理で、実現できないと考えていました」

「サウジアラビアの現状やサウジアラビア人とは何者かについての人々の意見を変えて、型にはまらない思考ができるようにするのは、素晴らしいことです。サウジアラビア人自身が、こうした従来的なものから逸脱した分野に踏み入って、かつては不可能と考えていたかもしれないものを求めるチャンスが存在していると理解するのも、また素晴らしいことです」

「人々が間違っていると証明できるのは、実に大きな勝利です。人々がそれほど教育を受けていなかったり、それほど理解していなかったりする場合には、とりわけそうでしょう。その先例を作るというだけで、本当に素晴らしいことです。実に良い気分です」

ジュファリの次なる挑戦は、土曜日にドニントンパーク・サーキットで開催されるBDRCイギリスF3選手権の次回ラウンドだ。先週末のレースの勢いを維持したいと考えている。

「コースが異なりますし、求められるものも違います。基本的には、シルバーストンで浸ることのできた心地よさを、次のこのドニントンのコースでも見出す必要があります。ありがたいことに、私自身と車両にとってのスイートスポットを見つけ出すためのこの地での時間は2日あります。繰り返しになりますが、私自身にとっては同じ目標、つまり10位以内に入ること、あるいは10位以内により近づくように予選を通過することが、満足できる勝利です」

今後については、ジュファリはこれまでどおり一歩ずつ、1レースずつ、目標の達成に注力しく。

「今後は、自分自身への目標は、自分の実際の進歩を確認しつつ、それに合わせて設定しようと考えています。ライバルのドライバーの方たちはものすごく実力があり、非常に高レベルです。ですから、私にとっては、常に10位以内に入ることは間違いなく目標になります。そして、表彰台のフィニッシュも常に夢として掲げています。前回はそれほど遠くではありませんでした。今回もそれほど遠くないことを願っています」

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