
東京:F1は18日、新型コロナウイルスをめぐる「複雑な状況」を理由に、日本グランプリが2年連続で中止されることになったと発表した。
日本グランプリは10月10日に鈴鹿で開催される予定だったが、F1によると、国内の新型コロナの感染状況を考慮して日本政府が中止を決定したとのことである。
日本では現在、新型コロナの記録的な感染拡大への対処が緊急課題となっており、東京やその他の地域は非常事態下に置かれている。
F1は声明の中で、「日本政府は、日本国内で新型コロナをめぐる複雑な状況が続いているため、今シーズンのグランプリを中止することを決定しました」と述べている。
日本政府によるこの決定は、オーストラリア、中国、カナダ、シンガポールでの今シーズンのグランプリ中止に続くものだ。
F1は、中止による空白をどのように埋めていくかはまだ決定していないとしている。
「F1は現在、新たな日程の詳細を詰めているところで、今後数週間のうちに最終的な形を発表する予定です」と声明は述べている。
「F1は、今年も、昨2020年も、目前の不確実性に適応し、解決策を見出すことができることを証明し続けており、また今年以降F1イベントを開催したいという各地からの関心の高さをうれしく思っています」
同じく今年10月に開催される予定だったMotoGP日本グランプリも、6月に中止が決定している。
2022年に創立60周年を迎える8の字型の鈴鹿サーキットでは、1987年以来31回のグランプリが開催され、11回にわたりワールドドライバーズチャンピオン決定の場となっている。
今年4月、日本のGPプロモーターとF1上層部は、日本グランプリを2024年まで鈴鹿で開催すると発表していた。
AFP