シャムズ・エル・ムトワリ
ドバイ: ドバイの和食レストラン、KOYOは、多感覚に訴える食事体験を提供する。12のショーを目玉とし、本物の和食と娯楽を組み合わせているのだ。
KOYOのブランドマネージャー、ダミアン・カソ氏は、KOYOの第一の目的はゲストに食事と一緒にショーを見せることだとアラブニュース・ジャパンに話した。
ゲストは侍の振り付けのダンス、芸者に扮して桜の花の衣装を着てシンクロダンスをするパフォーマンス、アクロバットショーを見ることができる。
中東で娯楽とナイトライフ向けの事業を牽引する経営者、ソリューションズ・レジャー・グループが2021年8月に着手したのがKOYOだ。ソリューションズ・レジャー・グループはアジアアジア、カルマカフェ、ベイビーQをはじめとする他の多くのレストランを手掛けている。
同グループの他のブランドと違い、KOYOの料理と雰囲気は日本の影響を受けており、カソ氏の説明によれば 、ドバイの市場には明らかに新規参入の余地があり、娯楽付きの和食レストランを開発するという選択肢は明らかにその余地に立脚してる。
同氏は「ショーを提供している和食レストランなんて見たことがないでしょう。ブランチを提供している和食レストランなんて見たことがないでしょう。何から何まで完全な体験を提供する和食レストランなんて見たことがないでしょう」と自信ありげに話す。
KOYOのコンセプトはSTKステーキハウスとアジアアジアを足して2で割ったようなコンセプトだ。「日本の影響を受けたアジアアジアの食べ物が提供され、狂気あり、ショーありで、STKのような娯楽を楽しむことができます。さらに東京寄りで、さらにアンダーグランド寄りです」とカソ氏はアラブニュース・ジャパンに話した。
KOYOのコンセプトは共同で食事をとるというものだ。メニューから様々な和食を注文して取り分けることができるようにしている。
「海苔巻き、付け出し、おにぎり、握り、焼き鳥の幅広いメニューがあり」、さらに、「炉端とよぶ料理の実演コーナーがある。レストランのすべてのゲストの前で料理長が料理の実演をする」。
KOYOは約150の膨大な種類の料理を提供しており、9つのカテゴリーのすべてに人気料理がある。カソ氏がゲストに食べてみることを勧めるのは、ハマチ・ティラディート、クリスピーダックの太巻き、魚、野菜、肉の天ぷら、種類を問わず、カツサンドだ。また、レストランの魚介類、日本から直輸入されている和牛を堪能して日本を味わうことができる。このレストランではその他に、抹茶など、日本の食材を取り入れた様々なデザートを提供している。
傑出した日本の味に加え、KOYOの装飾は様々な要素で東京を表象している。
このレストランにはハッとするような赤い輝き、低い天井、壁に日本のアート作品、日本の看板、桜の花があり、それらが一役買って、ゲストは東京の中心街に行った気分になる。