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宇宙飛行士の山崎直子氏 初の日本人女性ミッションスペシャリストとして宇宙へ

山崎氏は、宇宙に行った一人の女性として、宇宙から「平等、受容、柔軟性、忍耐」を教えられたという。(AFP)
山崎氏は、宇宙に行った一人の女性として、宇宙から「平等、受容、柔軟性、忍耐」を教えられたという。(AFP)
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22 Oct 2021 06:10:33 GMT9
22 Oct 2021 06:10:33 GMT9

ダイアナ・ファラー

ドバイ:日本人宇宙飛行士の山崎直子氏は初の日本人女性ミッションスペシャリストとして宇宙へ飛んだ。

2010年、山崎氏は、ロボットアームを使ったスペースシャトル操縦を含むSTS-131ミッションのクルーに任命された。アラブニュースの取材に応じた山崎氏は、「そのミッションは次世代の宇宙飛行士に道を開く機会になりました」と語った。

「私がこのミッションのクルーに選ばれたのは、日本人宇宙飛行士の先輩方が素晴らしい成果を上げてきたからでもあると思います」と山崎氏は説明した。「参加したミッションを成功させ、後輩が続きやすいようにするチャンスが与えられて感謝しています」

山崎氏は子どもの頃から宇宙に憧れていたという。日本の最北端の島、北海道で育ち、星や惑星に夢中になって過ごした。

「宇宙の仕事を考え始めたのは、1986年にテレビでスペースシャトルのチャレンジャー号の事故を目にしてからです。当時、私は15歳でした」と山崎氏は言った。「地上から休むことなくチャレンジャー号のクルーを支え続けたプロフェッショナルたちのことを考えました。そのときから、将来の宇宙プログラムに携わりたいと思うようになりました」

宇宙に行った一人の女性として、宇宙から「平等、受容、柔軟性、忍耐」を教えられたという。

「宇宙では、全員が生き抜いて成果を上げるという同じミッションと目標を共有しています。互いを理解し、一致することは不可欠です」

山崎氏は2020年ドバイ国際博覧会の日本館のアンバサダーに任命された。「アンバサダーとして、未来のためにさらに関係を深めたいと思います」とアラブニュース・ジャパンに語った。

山崎氏はこれまでにアラブ首長国連邦に3度訪れ、技術と人材の交流促進に取り組んでいる。

また、英国のウィリアム王子が立ち上げたアースショット賞の評議員も務める。

国際宇宙ステーションに滞在して惑星地球の美しさと本質を目のあたりにし、人類の力を実感したという山崎氏は、「人類には希望があるという楽観的な考えを広げていきたいです」と付け加えた。

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