ロサンゼルス時事: 米大リーグの最優秀選手(MVP)が18日発表され、ア・リーグはエンゼルスの大谷翔平選手がメジャー4年目で初めて受賞した。全米野球記者協会の記者30人による投票で、全員の1位票を獲得。満票で選出されるのは、2015年ナ・リーグのブライス・ハーパー外野手(当時ナショナルズ)以来、6年ぶり。
今オフ、受賞ラッシュが続く大谷は選手間投票による年間最優秀選手(プレーヤー・オブ・ザ・イヤー)にも選ばれており、選手と記者のいずれからも最高評価を受けた。
最終候補に残ったブルージェイズの2人は、本塁打王(48本)のブラディミール・ゲレロ内野手が2位、マーカス・セミエン内野手は3位だった。ナはハーパー(フィリーズ)が2度目の受賞。
大谷は今季、投打の「二刀流」に本格復帰して計158試合に出場。打者で46本塁打をマークし、投手では9勝を挙げた。メジャー1年目の18年に投手で4勝し、打者で22本塁打を放って新人王に選ばれたが、同年オフに右肘の靱帯(じんたい)再建手術を受けて19年は打者に専念。昨季は投手復帰を果たしたものの登板は2試合だった。
時事通信