


アミン・アッバス
ドバイ:ドバイに新しくオープンした日本の物を扱うショップには、日本の有名メーカーやブランドの様々な人気のお菓子やデザートがずらりと揃っている。
2021年11月に創立したNihon Martは、厳選された有名なお菓子やスイーツのセレクションを通して日本の味を体験できるショップだ。
アラブニュースの独占取材に応じたNihon Martの共同設立者、スキート・シン・サブハーワル氏は、「一口ごとに味わえる日本を玄関先にお届けします」が、このショップのテーマだと語った。
「最高の方法で多くの人に日本について知ってもらいたいと思っている―つまり、味覚を通してです」と、サブハーワル氏は言う。
サブハーワル氏は、コンセプトは好評だが、有名菓子店だけでなく、地元の知る人ぞ知るメーカーからまだ発掘されていない職人技の光るお菓子を調達することが今もなお続く課題だと説明した。
「また、日本の味は常に変化し続けており、一度売り切れるともう二度と生産されない限定品や季節の珍味も多く存在します。そういうものも調達、販売し、顧客にその味に十分に慣れてもらうところまで持っていくのはなかなか難しい」と、彼は付け加えた。
「現在も続くパンデミックの中では、さらに難しい状況だ。出荷のスケジュールや頻度が大幅に乱れています。だが、私たちは現在の状況に適応するために最善を尽くしており、結果として、『テーマ別』の販売モデルを選択しました」
サブハーワル氏は、製品の種類は常に変化するが同じテーマに沿っていると説明した。
「このやり方だと、私たちの仕事量は飛躍的に増加する。常に最前線で新製品をチェックし、提供する商品が日本だけでなくUAEの最高品質基準に準拠して製造されていることも確認しなければならないからです」
Nihon Martがドバイの他の日系店舗との異なる点について、サブハーワル氏は「従来の店舗と異なり、棚に在庫をまとめて陳列してお客様が見て回るという形ではなく、また、決まったセットメニューもありません」と話した。
「私たちは味覚を通じて人々と日本をつなぐ架け橋になることを目指しています。パンデミックのために旅行に関する状況が不透明な今の状況では、これはかなり大きな責任を担うことを意味します」と、語った。
サブハーワル氏は、Nihon Martに対する反響は「圧倒的」だと述べた。
「日本人コミュニティだけでなく、アラブ人や外国人滞在者のコミュニティからも、予想以上の反響と喜びの声が寄せられています」
Nihon Martは将来的にはコスメやミニチュアのフィギュアコレクションなども取り扱いを始める予定だ。