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金正恩総書記、北朝鮮一有名なニュースキャスターに高級住宅をプレゼント

2022年4月13日、平壌のポトン川沿いのひな壇型住宅地にある朝鮮中央放送のリ・チュンヒアナウンサーの新居を訪問する金正恩総書記(右)。(KCNA/KNS via AP)
2022年4月13日、平壌のポトン川沿いのひな壇型住宅地にある朝鮮中央放送のリ・チュンヒアナウンサーの新居を訪問する金正恩総書記(右)。(KCNA/KNS via AP)
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14 Apr 2022 10:04:02 GMT9
14 Apr 2022 10:04:02 GMT9
  • その鮮やかな民族衣装から、海外では「ピンクレディー」と呼ばれるアンカー
  • リ・チュンヒ氏は、当時故金日成氏が統治していた1970年代前半に国営テレビに入社した。

ソウル:国営メディアのキャスターであるリ氏は、北朝鮮で最も有名なキャスターの一人だ。過去数十年にわたる北朝鮮の主要な出来事(核およびミサイル実験や指導者の死など)を、感情を込めた響き渡る声で読み上げた。

その鮮やかな民族衣装から海外では「ピンクレディー」と呼ばれているリ氏は木曜日、自ら北朝鮮の公式メディアの話題となった。金総書記がリ氏に高級住宅を贈り、朝鮮労働党の代弁者として引き続き精力的に活躍するよう求めたのだ。

専門家によると、北朝鮮がコロナ禍の苦難と外交の行き詰まりに対処する一方で、金総書記はエリート層からの支持を集めようとしているとのことだ。

朝鮮中央通信(KCNA)は、「(金総書記氏は)少女時代から50年以上、党の革命的アナウンサーとして働いてきた。彼女のような国の宝のためなら惜しむものがないというのが、わが党の真心であると話した」と報じた。金総書記は「党の広報大使にふさわしく、これまで通り健康で精力的に仕事を続けてくれることを期待する」と述べた。

金総書記は水曜日、平壌の川沿いにある新たに竣工したひな壇型住宅街で、リ氏と面会した。KCNAによれば、この地区の住宅はリ氏および国家に多大な貢献をした人々に贈られたという。

金曜日は金正恩総書記の亡き祖父であり、北朝鮮の建国者である故金日成氏の110回目の誕生日である。1948年の建国以来、金一族の3世代が連続して統治してきた北朝鮮では、最も重要な国家記念日である。新しい住宅地は、1970年代まで故金日成氏の官邸があった場所である。

ソウルに拠点を置く韓国国家戦略研究院のアナリスト、ムン・ソン・ムック氏は「自分に忠実な人々に住宅を与えることで、金総書記は一族と内部の結束をさらに強めたいのでしょう」と指摘する。「リ氏は、彼の核・ミサイル実験を強く宣伝し、ラッパ手のような役割を果たしており、そうした人々の分かりやすい例と言えます」と述べた。

KCNAによれば、金総書記は水曜日、リ氏の自宅を一緒に見て回り、「階段を上り下りする間 」不測の事態が起きないように何かしらの配慮を行ったという。

また、もうすぐ79歳のリ氏は、新しい家がホテルのように感じられ、家族全員が「党の慈悲に深く感謝して一晩中起きていた」と語ったという。

リ氏は、当時故金日成が統治していた1970年代初頭に国営テレビに入社し、次第に国のプロパガンダ中心のニュース放送の顔になっていった。

昨年の軍事パレードでは、金総書記のすぐそばの高台のベランダから部隊の行進を眺め、金総書記の肩に手を置きながらささやく場面もあり、金総書記との親密ぶりがうかがえる。また、金総書記と最初に握手を交わし、腕を組んで集合写真に収まる場面もあった。

アナリストのムン氏は、リ氏は自宅で閣僚級の治療を受けており、健康状態は良好そうだと見ており、少なくとも今後数年間はテレビでの重要な発表を担当し続けるだろうと分析する。

リ氏の情熱的な語り口調は、時に他国では笑いを誘うことがある。2011年、故金正日総書記の訃報を伝える際、ニュースキャスターがリ氏の口調を真似たため、台湾のテレビ局が謝罪したことがある。

父親の死後、権力を継承して以来、金正恩総書記(38)は絶対的な権威を持って北朝鮮を統治してきた。しかし、コロナウイルスの大流行により、失政や 米国主導の経済制裁ですでに悲惨な状況にあった北朝鮮経済は打撃を受け、彼は就任以来最も困難な局面を迎えている。

アナリストによれば、最近のミサイル実験は、北朝鮮の兵器開発を進め、米国とライバル国に外交的譲歩を求める圧力をかけるためのものだという。

AP

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