
ロサンゼルス:グランドスラムを4勝している大坂選手が、スポーツマネジメント会社IMGを離れ、代理人を務めてきたスチュアート・デュギッド氏と共に自身のスポーツマネジメント会社を 設立する、と5月11日(水)にスポルティコが報道した。
日本の大坂選手は過去数年間世界最高額の収入を得てきた女性スポーツ選手だ。彼女はスポーツビジネスの報道関係者に対し、Evolveという名称のこの会社は、スポーツ選手かつ女性実業家として自分がこれから踏み出す「次なるステップ」となる、とメールで伝えた。
「これまでの選手生活でも自分の思い通りにやってきました。他の人々から、世間の期待やしきたりに反する、と言われても、自分のやり方を貫いてきました」と大坂選手は言う。
「Evolveは、スポーツ選手かつ女性実業家としての自分の人生における自然な成り行きとして生まれた次なるステップであり、自分らしさと自分なりのやり方を今後も続けていくための手段でもあるのです」
スポーツマネジメントの大手IMGとの契約が2021年末で満了した際に、大坂選手は同社との契約を更新せず、その代わりにこれまでIMGで代理人を務めてきた デュギッド氏と共に自分達の会社を設立することを決めたのだった。
スポルティコの報道によると、二人はこの新会社の株を50%ずつ所有し、現時点では外部の投資家は存在していない。
「大型スポーツ選手たちは私たちのプラットフォームを使って意義あるビジネスを推進していくべきだと確信しています」と大坂選手はスポルティコに述べ、さらに、この会社が「スポーツおよび広い意味での文化の中に今も存在している障壁を打ち壊す最前線に立つことを望んでいる」と語る。
今週大坂選手は、全仏オープンに備えてアキレス腱の怪我を癒すため、イタリアン・オープンを辞退した。
現在大坂選手は世界ランキングで38位につけているが、今年新たなカムバックを狙う兆候を見せている。24歳の大坂選手はマイアミ・オープンで決勝へ進んだが、世界第一位の座にあるイガ・シフィオンテク選手に敗れている。
AFP