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天の川銀河のブラックホール撮影=最も近くに存在、2例目―国立天文台など国際研究チーム

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13 May 2022 03:05:11 GMT9
13 May 2022 03:05:11 GMT9

国立天文台などが参加する国際研究プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」は12日、世界各地の電波望遠鏡を連携させた観測で、地球が属する銀河系(天の川銀河)の中心部にあるブラックホールの撮影に成功したと発表した。EHTによるブラックホール撮影は、2019年に発表した別の銀河に続き2例目。

多くの銀河の中心に存在すると考えられている巨大なブラックホールの働きについて、解明が進むと期待される。

プロジェクトに参加した国立天文台の本間希樹教授が記者会見し、「一番近いブラックホールで、近いからこそいろいろなことが分かる」と話した。

地球から約2万7000光年離れた銀河系の中心部には、「いて座Aスター」と呼ばれる電波を発する天体が存在する。周囲の恒星の動きから、この天体は太陽系よりも狭い範囲に太陽の400万倍の質量を持つことが判明。巨大なブラックホールと考えられてきたが、今回の撮影で裏付けられた形だ。

ブラックホールの存在自体は、アインシュタインが約100年前に提唱した一般相対性理論で予言されていた。ただ、強烈な重力の影響で光すら抜け出すことができないため、長らく直接観測はできなかった。

EHTはアルマ望遠鏡など世界6カ所・八つの電波望遠鏡を連携させる方法で、仮想の超巨大電波望遠鏡を構築。地球から月面に置いたゴルフボールを識別できるほどの解像度を実現した。

EHTは17年、約5500万光年離れた楕円(だえん)銀河M87の中心にある巨大ブラックホールと、いて座Aスターなどを観測した。

詳細なデータ解析を経て、19年4月、M87の巨大ブラックホールの撮影に成功したと発表。その後もいて座Aスターの解析を続けていた。 

時事通信

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