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中国の小売業者MINISO(名創優品)が日本ブランドとして発表していたことを謝罪

中国の小売業者MINISOグループは、自らを日本風ブランドとして宣伝したことを謝罪し、日本的要素を改めることを誓う。(MINISO)
中国の小売業者MINISOグループは、自らを日本風ブランドとして宣伝したことを謝罪し、日本的要素を改めることを誓う。(MINISO)
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24 Aug 2022 09:08:48 GMT9
24 Aug 2022 09:08:48 GMT9

アラブニュース・ジャパン

中国の小売業者MINISOグループは、自らを日本のブランドとして宣伝したことを謝罪し、中国の消費者からの反発を抑えるために、ブランドの位置付けとマーケティング戦略に必要な変更を実施すると発表した。

愛国心が足りないとして中国の消費者から反発を受けた同社は8月18日、中国のソーシャルメディアプラットフォーム「微博」で長い謝罪文を発表し、日本人デザイナーをチーフデザイナーに採用したことで、ブランディングにおいて「間違った道を歩んだ」ことを認め、自分たちは「最初から一貫して中国の誇りあるブランド」であることを表明した。

また、看板やショッピングバッグ、店内の内装を変更することで、店舗から日本の要素を取り除くことを誓い、MINISOはこの作業を2019年に開始したと述べ、2023年までにブランドを再構築する動きを完了させると付け加えた。

中国国内および海外に5,000店舗以上を展開するMINISOは、ロゴデザインが日本のアパレルブランド「ユニクロ」に似ていることから、同社と比較されることが多く、また、提供するホームウェアやライフスタイル製品の廉価版を販売していることから日本の小売ブランド「無印良品」とも比較されてきた。

それに加えて、自らを「日本風生活用品小売業」と表現しており、消費者に日本のブランドであるかのような印象を与えている。

今回の謝罪声明は、スペインのMINISOのインスタグラムアカウントが中国の伝統衣装であるチーパオドレスを着た人形の写真を投稿し、日本の芸者人形と間違えて表記したため、同社が中国のソーシャルメディアユーザーから怒りを買ったことを受けたものである。

同社は、これまでの戦略に関わった幹部を処罰し、今後は海外のすべてのソーシャルメディアアカウントを本社が監視するとしている。

「内容を厳しく審査し、中国の文化や価値観の輸出をしっかりやっていく」と、MINISOは述べた。

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