アミン・アッバス
ドバイ:日本UAE文化センターが1月8日、UAEのシャルジャにあるアート・フォー・オール・センターで新年のイベントを開催した。
当日は日本UAE文化センターの創設者である岸田直子代表が来場者を歓迎し、冒頭のスピーチでUAEにおける同センターの歴史について話をした。
新年イベント開催の苦労について、岸田氏は次のように語った。「新型コロナウイルスのパンデミックのせいで長い間お休みしていましたが、パンデミックが始まって以来の大きなイベントになりました。どんな活動でも、3年ぶりに再開するとなると、同じレベルに戻るには相当な努力が必要です。 日本人コミュニティの皆さんは2〜3年ごとに引っ越してしまうので、このイベントについて知っている人も多くはありませんでした。 新しいスタッフと何度も会議を開き、お客様の楽しませ方や、楽しいイベントにする方法を説明しました」
岸田氏は、新年イベントの来場者の声についても話してくれた。「肯定的な感想をたくさんいただきました。 特に、センターで3年間、オンラインだけで日本語を勉強してきた学生に好評でした。彼らは、日本語の体験授業を本当に楽しんでいました。今回、初めて来場した他の方たちも、書道やコスプレ、和紙のラッピング体験、日本の伝統的な玩具への初挑戦など、新しい体験を楽しんだと回答しています」
日本UAE文化センターの今後の活動について、岸田氏は次のように述べた。「日本センターでは、引き続き日本語を教えていきます。今年からはハイブリッドコースを新設し、月に1度は対面授業を行って、近くに住んでいる生徒が教師やクラスメイトと学校で会えるようにしようと考えています。遠方の生徒は月に1度学校に来る努力が必要かもしれませんが、それ以外はオンラインで授業を受けることができます。このシステムを始める理由は、言葉は常にコミュニケーションを通して社会の中で教わるべきものだと考えているからです。オンライン講座はコミュニケーションが少なく、集中力が欠けがちなので、教室で授業を受けることによってより効果的に学ぶことができます」
「その他のイベントについて言うと、大人向けおよび子供向け別々に、日本サマーキャンプを新たに開催することを検討しています。このイベントを通して、 地域住民や子どもたちにさまざまな楽しみを紹介するつもりです」と、岸田氏は付け加えた。
日本UAE文化センターは、UAE住民と日本人居住者との互恵的な関係を築くことを目的に設立された、非営利団体である。
同センターは日本語講座やコミュニティ活動を継続的に開催している。