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スウェーデン、日本を破りワールドカップ準決勝スペイン戦へ

日本は女子ワールドカップでスウェーデンに2-1で敗れて大会を去る。(AFP)
日本は女子ワールドカップでスウェーデンに2-1で敗れて大会を去る。(AFP)
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11 Aug 2023 10:08:45 GMT9
11 Aug 2023 10:08:45 GMT9

オークランド:アマンダ・イレステトが大会4ゴール目を決め、フィリパ・アンイエルダールがペナルティキックを沈めたスウェーデンは11日、日本を2対1で打ち破って女子ワールドカップ準決勝スペイン戦に駒を進めた。

オークランドのイーデン・パークにて試合開始から30分が経った頃、CBのイレステトが押し込んでリードを手にし、今回のワールドカップで初めて日本が後を追う展開になった。

後半が始まって7分、アンイエルダールがペナルティキックから2-0とした。巻き返しを図る日本は、植木理子がペナルティキックを外し、林穂之香が規定試合時間終了の3分前に1点を返した。

その後スウェーデンは後半の猛攻を凌ぎ、最近4回のワールドカップで3回目となる準決勝進出を果たした。

2011年優勝国の日本が敗退して米国、ドイツ、ノルウェーも大会を去っているため、優勝経験国は残っておらず、来週末にシドニーで行われる決勝が終わると初の優勝国が誕生することになる。

敗北後の日本代表MF15番の藤野あおば。(AFP)

2003年に準優勝したスウェーデンが決勝に進むには、11日にウェリントンで行われた第一試合でオランダを2-1で破ったスペインに、来週15日の準決勝で勝たなければならない。

この試合は、巧みで正確な日本とたくましく積極的なスウェーデンによる、サッカースタイルの究極のぶつかり合いと言われた。

ペーター・イエルハルドソン率いるスウェーデンは対戦相手を下して勝利を収めた。5-4-1で後方に構え相手にボールを持たせていたスウェーデンには、これまでの試合で痛烈な効果を上げていたカウンターアタックに移るための、一気に前進するスペースが与えられることは滅多になかった。

日本は2011年の素晴らしい偉業に肩を並べる快進撃を夢見始めていたが、2年前の東京オリンピック準決勝で敗れた時と同じチームに敗れることになった。

1点目はセットプレー後の32分、日本が体格的に勝る相手に持ち込みたいと考えていただろう展開からだった。

フリーキックからペナルティエリア内に落ちたボールをなでしこはクリアし損ね、CBの相方マグダレーナ・エリクソンがなんとかブロックして、最終的に足元に転がったボールをイレステトがネットの上に突き刺した。

アーセナルと契約を結んだばかりのイレステトは、すでにグループステージで3回ゴールネットを揺らしている。驚くべきことに、ゴールデンブーツを争っていて現在最多得点の5点を取っている宮澤ひなたは大会を去った。

この試合、宮澤はあまり影響を与えられず、キャプテンのコソバレ・アスラニが放ったシュートは山下杏也加の伸ばした指先によってポストに当たり、スウェーデンはハーフタイム前の追加点を取り逃がした。

その後、日本のゴールキーパーは後半開始後2分にまたファインセーブを見せ、ヨハンナ・カネリードのシュートをコーナーに弾いた。

しかし、そのコーナーから2点目に繋がった。右から上がったボールは自陣ペナルティエリア内で、リバプールに所属する長野風花の右手握り拳に当たり、主審はビデオ判定により違反行為に気づいた。

マンチェスター・シティのMFアンイエルダールは、ペナルティキックで山下を逆方向に飛ばせて追加点を決めた。

日本は諦めず、76分には、代わって入った植木がマデレン・ヤノユとのわずかな接触で倒れてペナルティキックを勝ち取った。

しかし植木は決定機を決められず、強烈なキックはバーの下側に当たって外れた。

ゴールの枠は再びスウェーデンを救った。87分には藤野あおばのフリーキックがバーを直撃し、GKゼチラ・ムショビッチの背中に当たって跳ね返りポストを叩いた。

しかしその数十秒後、エリクソンが処理し損ねた清家貴子のセンタリングを林がとらえて日本は1点を返し、猛烈な終盤戦が終わった。

AFP

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