
パリ・サンジェルマンは、サウジアラビア・プロリーグのアル・ヒラルと、メディカルチェックの完了を条件にブラジル人FWネイマールの売却で合意したと、サウジアラビアの国営メディアが14日に報じた。
BBCも同日、移籍金は約9856万ドル+出来高になると報じた。
2017年にスペインのバルセロナから世界最高額となる2億4300万ドルの移籍金でPSGに加入したネイマールは、ウイルス感染により12日に行われたリーグ・アン開幕戦のロリアン戦を欠場していた。
パリ・サンジェルマンと2025年までの契約を結んでいたネイマールは、これまでに173試合に出場して118ゴールを記録。リーグ・アンの優勝タイトル5回など、多数のトロフィー獲得に貢献した。
アル・ヒラルはさらに、PSGでネイマールのチームメイトであるキリアン・エムバペの獲得も目指していた。また、米メジャーリーグサッカーのインテル・マイアミに入団することを選択した、アルゼンチンのリオネル・メッシにも興味を示していたという。
サウジアラビアとアジアで最大の成功を収めたクラブであるアル・ヒラルは、66個のトロフィーを獲得し、国内リーグ18回とアジア・チャンピオンズリーグ4回のタイトル記録を保持している。
リヤドを本拠地とするアル・ヒラルがスカッドの強化を優先課題とする中、サウジアラビア公共投資ファンドは6月に、リーグ優勝経験を持つアル・イテハド、アル・アハリ、アル・ナスル、アル・ヒラルを含むスポーツクラブに対し、投資および民営化プロジェクトを発表した。(1ドル=0.9132ユーロ)