
東京:ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは24日、相次ぐレッドカードや負傷を乗り越え、日本はW杯前最後の試合となるイタリア戦を前に「気持ちを切り替えた」と語った。
ジョセフ・ヘッドコーチは、先月のサモア戦で退場処分を受け、2試合の出場停止処分を受けていた元キャプテンのマイケル・リーチを、トレビーゾで26日に行われるイタリア戦の先発メンバーに迎え入れた。
2週間後に東京で行われ、日本が12-35で敗れた試合では、7分にルーズフォワードのピーター・ラブスカフニがレッドカードを受け、依然として出場停止となっている。
ジョセフコーチは、これらの退場処分は「選手たちの自信に影響を及ぼした」としながらも、イタリア戦での巻き返しに向けて選手たちをバックアップしたと話した。
「我々の不運はすべて終わりました。すべて乗り越えたと思います」とニュージーランド生まれのジョセフ・ヘッドコーチは語る。
「我々には幸運が訪れている。チームの状態に関して言えば、フィジカル的に非常に良い状態にあります」
「私たちは気持ちを新たに、ラグビーを始めなければなりません」
日本は9月10日にトゥールーズで行われるチリとのW杯予選を皮切りに、プールDでイングランド、アルゼンチン、サモアと対戦する。
2019年W杯で準々決勝まで進んだ日本チームはここ数週間、まちまちの成績を収めており、トンガには勝ったものの、ホームでサモアとフィジーの両国に敗れた。
ジョセフコーチは、W杯の選考に向けて選手たちは「不安」の中でプレーしていたが、代表メンバーが決まった今、選手たちが自由にプレーできるようバックアップしていると語った。
「私たちは気持ちを切り替えました」と同氏は語る。
「W杯に向けた選考は、選手たちがプレーに集中できるようにするために重要だったと思います」
ジョセフコーチはキャップ数が1個のフランカーの福井翔大選手を先発に起用し、キャップ数がゼロのロック、サウマキアマナキを控えに指名した。
イタリアはアウェイでスコットランドとアイルランドに敗れた後、先週、ホームでルーマニアに57-7で勝利し、試合に臨む。
ジョセフコーチは、W杯のプールAでニュージーランド、フランス、ウルグアイ、ナミビアと対戦するイタリアについて、日本が最終調整を行う「完璧な」相手だと語った。
「我々は経験豊富でハードなプレーをするチームと対戦することになりますが、これはW杯に向けた我々にとって必要なテストマッチだと思います」とジョセフコーチは語った。
イタリア(15-1)
トンマーゾ・アラン、アンジェ・カプオッツォ、フアン・イグナシオ・ブレックス、ルカ・モリシ、モンタンナ・イオアネ、パオロ・ガルビシ、スティーブン・ヴァーニー、ロレンツォ・カンノーネ、ミケーレ・ラマロ、セバスチャン・ネグリ、フェデリコ・ルッツァ、ニッコロ・カンノーネ、シモーネ・フェッラーリ、ジャコモ・ニコテラ、イバン・ネメル
控え:ルカ・ビジ、ダニーロ・フィスケッティ、ピエトロ・チェッカレッリ、ディノ・ラム、ジョヴァン・ペッティネッリ、マヌエル・ズリアーニ、マルティン・パジェ=レロ、パオロ・オドグウ
日本(15-1)
松島幸太朗、セミシ・マシレワ、ディラン・ライリー、長田智希、ジョネ・ナイカブラ、李承信、流大、姫野和樹、福井翔大、リーチマイケル、ヘルウヴェ、ジャック・コーネルセン、具智元、堀江翔太、クレイグ・ミラー
控え:坂手淳史、稲垣啓太、ヴァルアサエリ愛、サウマキアマナキ、ベン・ガンター、齋藤直人、松田力也、中村亮土
AFP